どんな仕事でも同じですが、どうせ退職するからと投げやりな仕事をする者が稀にいます。辞める事を会社へ伝えた上でいい加減な仕事をする者と、いつ辞めてもいいんだ、と投げやりな仕事をする者。どちらも現場で働く人にとって何も良い事はありません。彼らは警備会社と現場の警備員だけではなく、クライアントにまで迷惑を掛けているという事に気付いていないのかもしれません。
辞めたいと思う警備員は多い?
警備員に限らず仕事を辞めたいと思っている人は世の中にたくさんいると思います。
実際私も警備以外の仕事をしていた時、辞めたいと思った事は何度かありました。
警備員の仕事は職場環境が悪かったり、周りから警備員に対する評価が良くなかったり、長時間の勤務の割に給料が低かったりと、大変な事の方が多い仕事と言えます。
そんな逆境に耐えられずにせっかく入社したのに早々に退職してしまう人も少なくないのです。
そんな辞めたいと思う仕事ですが、警備員の仕事をしている人で辞めたいと思っている人は多いと思います。
一緒に働いていて退職していた人を何度も見送りましたが、そんな退職していった人たちは辞める間際に仕事を投げやりで働いている人も少なからずいたものです。
どうせ辞めるからと投げやりな態度
仕事を辞めようと思った時、その後の仕事に影響の出る人がいます。
会社へ退職の意を伝えて、どうせ辞めるから後の事はどうでもいいや、と思う人と
仕事が嫌になって、いつ辞めてもいいから仕事もいい加減でいいや
と思う人がいるのではないでしょうか。
どちらも結果的に辞める事になるのですが、会社へ〇〇日をもって辞めると伝えた後、気が抜けていい加減な仕事をする人と、やる気が無いから会社から何か言われたら直ぐにでも辞めればいいや、という気持ちでいい加減な仕事をする人です。
まあどちらも現場に残る警備員さんたちにとって迷惑な態度です。
辞める前提で投げやりな仕事をするので、その後何か問題になっても投げやりな仕事をした本人は当然責任を取るつもりはありません。
尻拭いは残った警備員がするのです。
どうせ辞めてしまえば一緒に働いてきた隊員さん達なんて他人ですから。
現場で働く人にとって迷惑な行為
いい加減な仕事をするという事は、お客様やクライアントから見ると
「警備員が真面目に仕事をしていない」
と見られます。
そう、個人ではなく警備会社としての評価として見られる事もあるのです。
い加減な仕事をしている警備会社だから、他の警備員も同じ様にいい加減な仕事をしているのだろうと。
そしていい加減な仕事をした事で、現場では問題になった後始末を残された警備員が行います。
過去にも、いい加減な仕事をしていた事で、現場に残された警備員の評価が悪くなった事でそれを挽回するのにとても苦労した事もありました。
これらは残された警備員に何の落ち度もないのに、必要のない行動を強いているのです。
辞める者にとってはどうでもいい事ですが、その行動ひとつで残された人たちから物凄い反感を買っている事を理解して欲しいものです。
辞めるのは様々な理由があるので仕方の無い事ですが、辞めようと決意した時から自分でも気づかない内に気持ちが仕事として表れているので、最後まで気を抜かずに退職して欲しいですね。


