閉店業務を終えてすぐは大きな仕事を終えてひと段落付いた気持ちになるが息も切れているので休憩が必要

施設に閉店時間がある商業施設は閉店業務という業があります。この閉店業務は施設の規模が大きくなればなるほど、作業量は膨大になると思います。当時勤務していた商業施設では、4人の警備員が閉店業務を行っていました。少しでの早く閉鎖する必要があるので、毎日息を切らしながら広い施設を急ぎ足で施錠したものです。そして、その後は細密巡回が待っているので小休止が必要なほどでした。

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閉鎖の業務のある施設警備

多くの施設では閉館時間があり、施設警備員が閉館作業をしている事と思います。

商業施設での24時間営業の施設もあると思いますが、私が勤務していた現場では閉店時間がありました。

 

閉鎖の時間があり施設の閉鎖の作業をするのは警備員だと思いますが、主に正面出入り口の自動ドアをセンサーカットし施錠、そしてエレベーターやエスカレーターなどのある場合は起動停止するかもしれません。

 

通常では稼働していた設備などを停止させ、出入り口の施錠が主な作業になるでしょう。

この施設の閉館時間というものは、現場によって様々でオフィスビルなどは経験が無いので詳しくは分かりませんが、施設内の企業の終業時刻が閉館時間になるのでしょうか。

 

そして、商業施設の場合は22時や23時ごろが閉店時間になる場合が多いです。

私が勤務していた現場も物販と飲食店で閉店時間が異なっていましたが、それぞれ22時と23時が閉店時刻となっていました。

 

その時間になると、警備員がお客様の残留が無いか厳重に確認し、その後正面出入り口のドアを閉鎖します。

もちろんその間もエスカレーターやエレベーターなどの停止作業も含まれています。

商業施設の閉店は忙しい

施設警備員が商業施設の閉店業務をする時はとても忙しくなります。

まず基本にあるのは

 

「速やかに正面出入り口を閉鎖する」

これに尽きます。

閉店時間になってもお客様が間違って店内に入ってきてしまう事もあり得る事と、閉店時間を狙って不審者が店内に侵入しないとも限りません。

 

この時間帯は警備員の行動が遅いと、いつまで経っても出入り口が閉鎖できず、また先の様な人の行動はすべて警備員の責任です。

従業員も他のお客様もいない店内に間違って入らせない、また犯罪をしようとしている者を入れさせない為にも素早い行動が必要です。

 

施設警備員として施設の閉鎖という業務は商業施設以外でも経験していますが、商業施設の閉店業務が一番、時間との勝負という気持ちが強く、また緊張した業務でした。

閉店業務の後には細密巡回が待っている

そんな緊張感のある閉店業務は時間にして大体30分くらいで終了します。

この30分は歩きっ放しの30分で、また残留者が居ない事を確認しつつ歩き回るので、かなり神経も使います。

 

肉体的にも精神的にも疲労した状態で閉店業務を終え、防災センターへ戻って来た時には、夏場であればこの30分だけで汗だくになります。

当時はポストにもよりますが、この閉店業務を終えたら下番時間まで軽く出入管理業務に入ります。

 

軽くというのも、他に出入管理業務に従事している警備員さんがいるのでその補助として一緒に入ります。

しかし、直ぐに下番時間が来るのでそこまで長くは居ませんでしたがね。

 

この時間帯は、閉店を迎えてテナントの従業員さんたちが一斉に帰宅するので、防災センター前は、荷物チェックカードリーダーの為に大混雑しているのです。

その手伝いとして荷物チェックの確認をしたりするのです。

 

この場合は、30分もしない内に下番時間が来るのでまだ良いですが、実はこの汗だくになった閉店業務の後にまだ大きな仕事が残っているのです。

 

細密巡回または夜間巡回です。

 

この当時の現場ではこの夜間巡回は3時間はかかる業務でして、むしろこちらの方がメインともいえる業務です。

そんな長時間の業務が控えているというのに、30分と短いですが汗だくになる業務をしているのです。

 

この流れは全ての商業施設の現場で同じとは限りません。

警備会社や現場によって役割分担は異なるでしょうから、同じ閉店業や夜間巡回があっても私の経験したハードな業務流れと同じでは無いでしょう。

当時はこの現場しか知らなかったので、これが当たり前だと思っていましたが、今ではもう少し何とかできたのではないかと思いますね。

 

あれだけの仕事量があるポストなので、閉店業務の後は出入管理業務に入る前に小休止を取らせてもらっていた記憶があります。

そうでないと、疲れもろくに取れないままに直ぐに夜間巡回へ出発しなければならないので。

 

現場によっては閉店業務がある所もがあると思います。

そうかと思えば、閉鎖後に夜間巡回へ行く流れの現場も多い事でしょう。

その時、仕事の振り分けが上手く出来ていない現場の場合、この様にかなりハードな勤務体系になってしまいます。

 

こんな現場に新人の警備員さんが来てもあまりに「過酷」過ぎて1週間で辞めてしまうのも当然です。

ベテランの警備員でもキツイと思っているので、新人の警備員さんがもう少し楽に働けるような勤務体系にして欲しいと当時は思ったものです。

 

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