商業施設などのテナントで勤務している従業員。入店しているテナントの多くが女性向けという事もあり、そこで勤務する人も女性である事が多いです。そんな職場で警備員は毎日顔を合わす事が多く、中にはお付き合いできれば、なんていう隊員もいました。思うのは勝手だけど、余り真剣にならない方が良いと感じたものです。
キレイなお姉さんと非モテの警備員
全員がそうではありませんが、個人的にはテナントで働く多くの女性はキレイな人が多いです。
商品を売るという仕事をしているので、それなりに人を惹きつける必要もありますし、若い女性から見るとショップ店員というのは華やかに見える仕事なのかと思います。
扱っているお店の商品が若い人向けなものも多く、そこで働く従業員もまた若い人が多いです。
若くてきれいな従業員が売り子さんとして勤務しているのを見かけると、警備員でなくてもつい目が行ってしまうのは男の悲しいサガなのかもしれません。
幸い私は妻帯者なので、それ以上何かどうこうするような事は思いはありませんが、警備員として働いている独身者としては気になる存在の様です。
警備員の中で「あの隊員イケメンだな」と思ったのは10年以上勤務してきて、一人か二人しか出会っていません。
あのくらいのイケメンなら、別に警備員でなくてももっと他の職業に就けば容姿を活かせられるのでは、と思うほどの人です。
それほど警備業界にはイケメンは居ません。
という事は残りはお察しの通り、普通の人や言葉が悪いですが非モテの人々です。
私も十分非モテの分類に入りますが、警備員になる前に結婚しておいてよかったと思います。
警備員になると本当に出会いや恋愛といった世界から無縁になります。
今まで色々な職業を経験してきましたが、警備員は恋愛とは無縁の仕事の一つだと思います。
まあ、警備員よりももっと恋愛に無縁な仕事も経験してきましたが、ここではお話しは控えさせていただきます。
そんな恋愛とは無縁な警備員なのに、さらにイケメンでない様な人がキレイな人の部類に入るような女性とお付き合いするのか可能なのでしょうか。
まさに美女と野獣、状態。
女性経験の少ない人が警備員として毎日勤務している時に、挨拶されたり向こうから何か話しかけられてしまうと、もしかしたら勘違いしてしまうかもしれません。
挨拶をしたり言葉を交わして勘違い
施設警備員は出入管理での仕事をしている時に、従業員や関係者に挨拶をしています。
「おはようございます」や「お疲れ様です」などの挨拶をするのはもちろんの事、業務の事で何か話しかけられたり、こちらから話す事があったりします。
そんな時、日頃から女性とあまり接点のない様な人でもキレイな人と話機会があるのです。
60歳も近い様な人が、20歳くらいのキレイな女性と話す機会なんてそうそうありません。
毎日挨拶したり、顔見知りにでもなれば日常会話をする機会も増えるようになるでしょう。
特に女性経験の少ない人にとってはびっくりするくらい話す機会があると思います。
中には勘違いしてしまう警備員さんもいるかもしれません。
いや、実際に勘違いして浮かれていた警備員も居たような気がします。
しかし、実際は向こうは何とも思っている筈も無くただの警備員のおじさん、としか思っていないでしょう。
40歳近くも年の離れた人を恋愛の対象にするのは、よほどのイケメンか他に何かその女性を惹きつける魅力のあるものを持っていない限りあり得ないと思います。
以前の現場に警備員にもかかわらず、それなりに女性従業員から人気のあった人がいましたが、それは年齢も若く、しかも会話がものすごく上手で明らかに男女に限らず人を惹きつけるモノがありました。
あのような警備員ならキレイな女性従業員でも、付き合う事は容易だったでしょう。
ただし、仕事をサボりがちで無断欠勤も多く1年もしないうちに退職してしまいましたが。
この様な特殊な警備員は別にして、日頃から女性と話す機会も多く、勘違いしてしまう様な出来事が多いと、最悪なケースに至る事もあります。
行きつく先はストーカー行為の犯罪
警備員としてキレイな女性と話す機会が多くなり、勘違いしてしまった警備員も中には居ます。
余程、クライアント側も警備会社側も内々で済ませたいという思惑から、滅多に話が外へ出る事はありませんが、警備員のストーカー行為というのも無い話ではありません。
実際私が経験してきた現場でも、警備員によるストーカー行為で退職した者もいます。
警備員の中にはあまり女性と付き合ったり、親しくなるという経験の無い人も多く、あくまで仕事上の付き合いでしかないのに、自分はそれ以上と勘違いしてしまう者もいるようで、その行為が酷くなると世間でいう所の
「ストーカー行為」
に発展する者もいました。
自分がどれだけの人間かと身の程もわきまえずに、さも相手が好意を寄せているなどと勘違いをした挙句の行動です。
相手はさぞ恐ろしかったでしょうし、仕事として毎日顔を合わせなければならなかったのがどれだけ苦痛だったでしょうか。
同じ警備員として非常に申し訳ないという思いです。
これは別に若い警備員に限った事ではありません。
いや、むしろ60歳も近くなった警備員に言える話なのです。
自分の孫かとも言えるほど年の離れた若い女性とお話をしたり、まさか付き合えるかも、なんていう錯覚を起こすような警備員は実際にいるのです。
先ほども話しましたが、よほど自分に何か魅力のあるものでもない限り、相手から好意を寄せられるなんて事はあり得ないので、変な勘違いはしないで欲しいと思います。
その先に待つ結果は、警備員の信頼を落とした事による仲間からの冷たい視線と、良くて異動か最悪クビです。