警備業界が人手不足だという事を初めて知ったのは現場で働く様になってからでなく警備の面接をした時だった

警備業界は人手不足です。これは今に始まった事ではなく以前からずっと言われている事です。ニュースではトラックドライバーや介護業界なの人手不足に話題はよく上がりますが、警備員の人手が足りない、という現状をどれだけ把握しているのでしょうか。少なくとも私は警備員になるまでは、警備業界がここまで人手不足だとは知りもしませんでした。

スポンサーリンク

人手不足は今やどこも同じ

人手不足は今や警備業界に限らず、どこの業界でも聞く様になりました。

ただニュースで取り上げられているのは一部だけで、警備業が人手不足だという話はあまり耳にしません。まあ、テレビを見ない私にとっての情報源はネット内だけですが。

 

そんな人手不足ですが、警備員になるまでは警備業界がそこまで人手不足だとは思いもしませんでした。

警備員という印象は「仕事はキツイが短期間で稼げる」というイメージしかありませんでした。

 

しかし、それも今では働き方改革のおかげで、無茶な労働が出来なくなり、労働自体はキツクても、労働時間はクリーンになりつつあります。

それでも私が経験した施設警備の現場は、半分以上はラクな現場でした。

 

個人的な統計ですが、施設警備の現場は比較的ラクな現場が多い、という結論になっています。

そんなラクな仕事が多いであろうにもかかわらず、人手不足になるのにはそれなりな理由があると思います。

まあ、大半がクライアントに買い叩かれて安い契約で仕事を請けている為に、現場の警備員さんに支払う給料も少なくなり、それが警備員の仕事に魅力を感じない為に人が集まらないのだと思っています。

面接の時の会話で人手不足を悟った

かつて、警備員の仕事をしようと面接へ行きました。

とりあえず繋ぎの仕事として、警備員の仕事を選んだのですが、その時はまだ警備員の仕事は稼ぐ事が出来るんだろうな、という漠然な思いがありました。

 

そして、まさかこれほど人手不足だったのかなんて思いもしませんでした。

短期間で稼ぐ事が出来るので、そういった状況に差し迫った人以外は警備の仕事をしない為に、それなりに求人が余ってしまっているのだろう、という程度です。

 

そんな思いの中、とある警備会社の面接へ行った時に、面接のその日に「いつから仕事に入る事が出来る?」の様な質問をされたと思います。

まだ、採否が出てもいないのに、もう初出勤の話に入っていくではありませんか。

 

採用になったらいつから出られますか?という感じの話し方ではありません。

既に採用になった人に質問するような話し方です。

 

恐らくあの時点で、もう採用前提で面接が進んでいたのだと思います。

その時に

 

「あれ、もしかしてこの警備会社ってよほど求人に苦労してる?いやもしかしたら警備業界全体が、人手不足で来るもの拒まず状態なのでは・・」

とこの時に、警備業界は人手不足なのだと理解しました。

 

後で分かった事ですが、警備業界が人手不足なのは間違いないのですが、私が面接に挑んだ大型商業施設の応募者が少なかった様です。

そこへ私が面接へ行ったので、即採用な流れになったようです。

警備会社によって不足度合いは異なる

警備会社が持っている物件によっては、求人を出しても応募者がほとんど来ない、という状況もあります。

施設警備の物件でも、人気のある現場や不人気の現場、そういわゆる当たりハズレの現場があります。

 

大型商業施設はどちらかというと「ハズレ現場」と呼ばれる現場であり、内情を知っている人からすると避けられている現場ですね。

私はその情報を、警備員となり大型商業施設の配属が決まり、働きだして数か月してから知りました。

 

今となれば、あの配属は良かったと思いますが、事前に知っていたら恐らく、求人を見ても応募はしなかったと思います。

大型商業施設をメインで契約している警備会社は、クライアントの厳しい契約に縛られて大変だと思います。

 

そして、キツイ現場でもあるので、新人の警備員さんが配属しても他所よりも長続きしない現状に苦労されている事でしょう。

この様に警備会社によって、管理している物件によっては、人手不足の度合いは異なっていると思われます。

 

そして、現場で働く警備員に対して支払う給料の低い警備会社も応募すらされないと思われます。

これは、私の勤務している現場が、現在進行形で証明しています。

 

キツい仕事そして安い賃金の警備会社は、他の警備会社に比べてこの先も人手不足に悩まされ続けるのでしょう。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク