夜間巡回が予定より早く終わり警備室に帰着すればそれだけ早く仮眠に入る事が出来て多少長く睡眠がとれる

これは現場にもよるのでどこの施設でも同じとは限りません。私が配属していた現場では、夜間の巡回者が定刻よりも早く帰着すると、仮眠を待っていた隊員さんはその分早く仮眠時間に入る事が出来ました。まあ、逆を言えば巡回が遅くなればその分仮眠時間は短くなるので、全ての夜間巡回者に掛かっていると言っても過言ではないでしょう。

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夜間巡回の所要時間は人それぞれ

過去時配属した現場での夜間巡回には、時間が割り当てられていました。

例えば、「23時から3時間」夜間巡回と決められていれば、その終了時刻まで決められており、その時間内に夜間巡回を終わらせなければならない、というものでした。

 

これは現場にもよりますが、夜間巡回は「決められたエリアを全て見て来るもの」となっているので、何があっても決められた時間内に全て見回って帰って来なければならないのです。

効いた話、他所の現場では時間内に全て見回る事が出来なかった場合は、次の巡回者がその続きからスタートする。

なんて所もあるようですが、これはその施設の契約で「それでも良い」となっている事でしょうし、そもそも夜間に複数回にわたって巡回が出来る現場だからこそ出来るやり方だとも言えます。

 

私が過去に配属した現場では、夜間の巡回は1回しかなく、また複数回あっても1回の巡回で全て見回る事、となっていたので途中で終わらせる事は出来ませんでした。

その為、警備員によっては巡回に時間が掛かると、その分次の業務にズレ込む事となり、その次が仮眠であった場合は、その仮眠時間が短くなるだけなのです。

 

そういう意味では、夜間巡回が早く終われば次の仮眠時間が長くなる、という事となるわけです。

巡回が早く終われば余裕が出来る

夜間順位は基本夜中にあるので、その巡回さえ終われば真夜中には忙しい業務というものはどこの現場でもそうはありません。

多くの場合、施設警備員は夜中に交代で仮眠に入るので、夜中の大きな業務でもある夜間巡回が狩猟すれば、多くの場合次は仮眠になるのではないでしょうか。

まあ、夜中に交代して仮眠に入るので、夜間の巡回が終了しても誰かは交代時間が来るまでは起きていなければいけないのですがね。

 

そんな巡回ですが、やはり警備員さんによって夜間巡回に掛かる時間にかなりバラツキがありました。

例えば、3時間ある夜間巡回で早い人は2時間半で終了して警備室へ帰着してきますが、遅い人や敢えて丁度3時間で帰着できるようなペースで見回ってくる人もいました。

 

ベテランの警備員さんになると効率よく見回れば3時間も必要ない回り方が出来るので、普通に回っても「早め」と言われる時間には戻れるのです。

夜間巡回から早く帰ってくれば、早く仮眠に入る事が出来ると言っても、全ては早く寝る為にという訳でもなく、早く帰着出来ればその分、何か他の業務が残っていた場合そちらの作業に時間を割く事も可能です。

 

一つの業務が早く終わる、という事は他の事をするにも余裕が生まれると良い事でもあるのです。

早ければ良いという訳でもない

しかし、次の行動をするのに都合が良いからと言って、何でもかんでも夜間巡回を早く終わらせば良いという訳でもありません。

ある現場では、夜間巡回が早く終われば仮眠を待っていた相勤者の警備員さんを早く寝かす事が出来る、という親切心で行動する警備員さんが目立つ様になった事がありました。

 

相手の事を思って夜間巡回から早く帰ってこよう、という気持ちはわかるのですが、その気持ちが焦り過ぎて夜間巡回に影響が出た事がありました。

夜間巡回時に見るべきものがちゃんと見れていなかったのです。

窓が開いている個所を見逃したり、電気の消し忘れに気づかなかったり。

 

毎回ではなかったのですが、警備員さんによっては普段とは違うペースで見回るとミスが起こる様になったという訳です。

その為、その警備員さんが善意で早く帰着してくれたのですが

 

「巡回から早く帰ってきても、やるべき事が出来ていなかったら意味が無いですよ」

 

それ以降、今までの様に早い時間で帰着する事は無くなりましたが、当時の事を本人がちゃんと理解してくれた同課は分かりません。

それでも効率よく見回る事の出来る警備員さんは、相変わらず警備室に帰着する時間は早かったですし、それでもなお巡回時の見るべきものはしっかり確認できていました。

 

この様に、警備員さんの能力によっては、一つの業務をみな同じ様な時間でやりくりできるわけではありません。

それをいくら善意とはいえ、やるべき事をおろそかにしてまでもやり遂げようとする必要は無いのです。

与えられた時間内にその業務を完了出来れば問題ないので、無理なくやるべき事をしたうえで、それでも時間に余裕が出来ればそこで初めて別の事に活用すればよいのです。

 

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