警備員なら誰でも所持している警笛。交通誘導警備など業務での使用頻度が高い現場もあれば、施設警備の様に全く出番の無い現場もあります。普段はモールに繋がれポケットの中に入れているので、本当に所持しているのかさえ分かりません。使わないのであれば外してしまいたいと思いますが、装備品の一つなので外してはいけませんよ。
施設警備と交通誘導警備の警笛を使う場面
警備員が警笛を使う場面をよく見かけるのは、恐らく交通誘導警備員さんがある条件下での使用の時だと思われます。
施設警備員でも使う場面が無いわけでもないですが、現場によっては極力使用を制限されている所もあるでしょう。
警備員が身に付ける装備品の一つでもある警笛。
多くの警備員さんの警笛は、モールに結着されており、胸のポケットに入っていると思います。
中にはあえて、見える様に身に付けている警備会社もあるかもしれませんね。
詳しくは分かりませんが、交通誘導警備員さんの場合は咄嗟の使用で鳴らせる様に、予めポケットから出している所もあるのでしょうか。
交通誘導警備員さんは車や歩行者に対して、緊急時に使用する場面が多いので、相手に危険を知らせる為にも使う必要があるようです。
また車両を誘導する時に、ドライバーの車両操作時の補助として警笛を鳴らして事故を防ぐ為にも使われます。
それに代わって施設警備はどうでしょうか。
施設警備では使う場面も無くむしろ邪魔
施設警備員は主に建物の中で勤務しています。
交通誘導警備員さんと違い、車両や歩行者が事故に遭うような場面も少なく、緊急で警笛を吹く機会はほぼありません。
しかし、全く警笛を使用する場面が無いわけでは無く、施設に搬入に来たトラックなどに対して使用する現場もあります。
それでも、駐車場内で来訪したお客様の車両に対して警笛を吹く事はありません。
警備員がお客様の車両に対して、たとえ緊急時でさえ警笛を吹けばクレームが入る事も十分考えられます。
そうなると、施設警備員は警笛を使う事は殆どなく
「この警笛、ポケットにいつも入れているけど邪魔なんだよね」
と思うようになります。
非番時に洗濯をしようにもモールからわざわざ外さなければなりませんし、勤務中ポケットの中を使いもしないのに占領するので邪魔なんですよね。
しかし、制服の装備品として身に付けていなければならないので外すわけにはいきません。
それでも制服着用時には身に付ける事
警備員の制服の着用に、モールに結着された警笛も装備品の一つとして入っています。
施設警備員は使う場面がないからモールから外してしまえ、なんてことをするといざ装備品チェックがあった時や、緊急時に警笛を使用しなければならない時に「携帯してなかった」なんて事になったら一大事です。
いくら邪魔と思っても、どうせ使わないだろうと思っても制服の装備品として届けが出されている以上、勤務中は常に身に付けておかねばなりません。
施設警備員の多くは、警笛を胸のポケットに入れています。
これ、いまウチの現場の隊員さんに抜き打ちでモールに警笛がちゃんとついているのか確認したら、全員問題なく警笛が付いているのかちょっと不安になりました。