恐らく多くの施設警備員の人が、消火栓をまともに使えないと思います。そもそも消火栓はそれほど難しいものではありませんが、消火器同様いざという時に使おうとしても躊躇してしまうでしょう。しかし火災を目の前にして使うのをためらっていたら消火出来るものも出来ません。
使わないならそれに越した事は無い
多くの警備員さんが消火栓を使いこなすことが出来ないと思います。
私も、とある講習の実地訓練で初めて消火栓を使用しました。
水の勢いや、実際の火の消し方など本番さながらの訓練が無ければ、その先触る事は無かったでしょう。
実際の火災が発生した時に、初めて消火栓を触る事になったらかなり動揺したと思います。
自分の勤務する現場で火災がこの先ずっと起きないのが理想です。
そもそも施設警備員は火災の発生を未然に防ぐために仕事はしていますが
消火栓を上手に使いこなすから火災よ来い
などという不謹慎な思想を掲げてはいけません。
この様な過激な考え方はちょっと行き過ぎですが、いざという時に消火栓が使えないというのもまた問題なのです。
警備員は使えないといざという時困る
消火栓の実地訓練を受けて思った事は、一度でも触っておかないと実際の火災の時多分気付かないだろうな、という事がありました。
火点までの距離の把握や、ホースの絡み、水の出の勢いなど座学で聞いたり本で読んだりしただけではなかなか伝わりにくいです。
私も事前に消火栓の事についての知識はありましたが、実地訓練をして今まで学んでいた事はすべて吹っ飛びました。
「ああ、これを先に学んでおかないと勿体ない」
と思ったほどです。
それほど消火栓の実地訓練は強烈でした。
そして、真剣に学ばなければいけないのは重々承知したうえで言いますが
「全てが新鮮で楽しかったです」
この訓練は数年前に受けたのですが、その時他にも色々受けていました、しかしこの消火栓の訓練以外あまり記憶に残っていません。
あ、一応言っておきますが他の訓練はすでに警備員としての知識として熟知しており、既に習得した講習の為にそれほど記憶に残っていない、という事です。
消火栓というのは滅多に使うものではありませんし、警備員以外の人でも使い方を学ぶ機会もそうそうありません。
そんな設備を肝心の警備員が使いこなせないなんて事になると、もはや何のための警備員かと言われても反論できないでしょう。
使えない警備員は使えない
冒頭に「多くの警備員が消火栓を使えない」とお話ししましたが、自分の勤務する現場で一度聞いてみれば、その通りの結果が待っていると思います。
知識としての使い方は知っていても、実際に一人で使えるかとなるとかなり怪しいと思います。
それでも実際の火災時には、完璧ではないにしても持てる知識を最大限フル活用して、何とか対応できると信じています。
そんな警備員さんをよそに、中には消火栓の使い方さえ学んでいない警備員もいる事でしょう。
いわゆる皆さんの現場にいるポンコツ警備員です。
ポンコツ具合もそれぞれだと思いますが、主に毎日言われた事しかやらずに自分から学ぼうという姿勢が無い者や、そもそも言われた事すら出来ない者です。
また、知らないという事に何の不安も持たない者など、かなり幅広い意味で使えない警備員の事です。
彼らは「誰かがやるだろう」という他人任せな考えしか持ち合わせていない為、決して自分から学ぼうとせず使いこなせなかったらどうしよう、なんて思いません。
「教えられていないから出来ません」と話すだけです。
こんな使い物にならない警備員、周りにたくさんいる事と思います。
こんな警備員に感化されないよう、自分自身を向上させて欲しいものです。
出来ない者はそのうち自滅していきます。
皆さんは自分の勤務する現場を守るんだ、という意識を強く持って一つでも多くの経験をし学んでいって欲しいですね。