施設警備の現場の待機時間にどんな過ごし方をしているのか調べてみたら人それぞれだった

施設警備の待機時間に何をしているのか、というのは気になりませんか。警備員の休みの時間なんて食事休憩で終わり。なんて人もいると思います。そんな短い限られた時間をどのように過ごしているのか、自分の現場で数人の警備員さんの観察をしてみました。

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施設警備員の待機時間

施設警備員として働く時、待機時間があります。

これは別名休憩時間ともいえる時間で、基本的に体を休めて仕事をしていない時間の事を指します。

 

しかし待機時間と呼ばれている様に、この時間の間に何か緊急な事案が発生したら休みの時間であっても仕事に戻る必要があるのです。

もちろんこの時間に仕事に就いた時間分だけ給料が発生するのは当然です。

 

もし、待機時間に仕事に就いているにもかかわらず、給料が支払われていない場合は会社に問い合わせをするか、会社では解決しなかった場合は労働基準監督署へ相談する、という手もあります。

しかし、その場合は間違いなく会社と険悪な関係になってしまうかもしれないので、出来れば会社ととことん話し合う事で解決できればそれに越した事はありませんがね。

 

そんな待機時間ですが、施設警備員の業務には現場にもよりますが主に、日勤と夜勤、そして当直勤務などがあります。

それぞれ8時間から24時間の労働時間になりますが、その勤務によって待機時間もそれぞれ異なります。

 

日勤であれば基本的に1時間程度の待機時間ですが、当直勤務ともなれば8時間以上もの待機時間がある事でしょう。

もちろんその8時間の中には仮眠時間も含まれているのですべて自分の好きな事が出来る時間とは限りませんがね。

そんな待機時間に警備員さんはいったいどんな事をしているのでしょうか。

待機時間に出来る事

警備員の待機時間はそれぞれ時間が異なりますが、日勤や夜勤の警備員さんは約1時間の待機時間が割り当てられています。

この1時間は主に食事を取る時間となっていると思います。

 

この食事を取る1時間でも、30分もあれば食事は済みます

残りの30分は、警備員さんによってかなり使い方が異なっていました。

たった10人程度の現場の警備隊の隊員さんですが、殆どの人は休憩室内から出て来ずに、スマホを使用している人が殆どでした。

 

音楽を聴く、動画を見る。

 

スマホの利用は同じでも「使用するコンテンツ」は人それぞれでした。

中にはこの30分の間のうちの5分を喫煙に充てている人もいました。

そう、今の現場には喫煙者もいるのです。

 

一昔前と比べれば、警備員で喫煙者なんてむしろ多数派な方だったはずです。

それが今やマイノリティ派となってしまっていますね。

施設側としても喫煙場所も縮小しているので、警備員に限らず従業員の喫煙者もかなり肩身の狭い思いをしているはずです。

 

そんな喫煙者も含めて、殆どの人は待機時間はスマホを見る、というのが警備員の休み時間の使い方になっていると思います。

そして、当直勤務者になるとまた時間の使い方が増え、スマホを見る以外にも「仮眠を取る」という行為が増えています。

 

当直勤務者は、24時間という勤務時間がある分、待機時間も長時間あります。

その為、その時間を全てスマホを見る事に使用しては多すぎるのか、仮眠時間という物があるにもかかわらず、その時間以外でも待機中に横になって寝ている人もいるのです。

 

長い拘束時間で少ない仮眠時間ではとても寝足りない様で、待機時間のうちの1時間は寝ている、という人もいます。

経験上の体感ですが、例えば7時間の睡眠を1時間ずつに分けて寝ても、連続して7時間寝た時とは、疲れも取れなければ7時間も寝た気になりません

 

1時間を7回よりも7時間を1回の方が、確実に寝た気にもなりますし、疲れも取れるというものです。

警備員の仕事は世の中の当直勤務の仕事と比べても、職種的にブラックだと思います。

 

他の当直勤務の職業の方と比べても、労務管理が行き届いていないという点において扱いは酷いと思います。

その為、いくら連続して睡眠がとれないとしても、待機時間に横にならないと体を壊してしまうかもしれません。

 

そんな警備員の待機時間に出来る事は、スマホを見る事と仮眠時間以外でも寝る、という事を自分の現場の警備員さんを見てそう感じました。

起きているか寝ているかの違いは大きい

待機時間にする事ととして、大きく分けて「起きて何かをしている」という事と「横になって寝ているか」という事でした。

そんな両者の時間の使い方ですが、この起きているか寝ているかの違いは大きいと思います。

 

確かに少しでも横になって寝ておかないと、仕事にも自分の体にも影響が出るのかもしれませんが、寝ている時間は何もしていないのと同じ事です。

私はもし寝ないので済むのであれば、24時間起きていて何かをしていたいと思う人間です。

人は寝ないと生きていけず、また眠気には勝てないので睡眠はとりますが

「寝る間を惜しんで」という言葉は良く分かります。

 

別に勉強をしろ、と言っているわけではありませんが、たとえスマホで動画を見たりゲームをしたりして遊んでいる行動は、何かしら自分の為にはなっているのだと思っています。

例えゲームであってもです。

 

寝る、という行動も体の万全な状態に戻すという意味では無駄な行動では無いですが、あの意識のない何もない時間が何時間も続く、というのがもったいないと思ってしまうのです。

 

施設警備員として勤務する時、待機時間に何をしようとそれは本人の自由です。

その時間はその人が好きに使えるものですが、自分の為になっている時間の過ごし方なのか、という事を一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

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