施設警備員が夜間巡回時に携帯していく巡回キーはどこの現場でも同じくらいの本数を持って行くのか

施設警備員は夜間巡回という業務があります。これは誰も居なくなった真っ暗な施設内を一人で見回るのですが、この時に巡回キーという鍵の束を携帯していきます。この巡回キーは何本くらいの鍵を持って行くのでしょうか。また、どこの現場でも持って行く鍵の本数は同じくらいになるのでしょうか。

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夜間巡回時に携帯する巡回キー

施設警備員は夜中の時間帯に「夜間巡回」という見回りの業務があります。

これは誰も居なくなった施設内を真っ暗な状態で、一人で見回る業務です。

 

各扉や窓の戸締りの確認や、火元の確認など現場によって大まかに同じな所もあれば、その現場独自の項目もあったりします。

そんな夜間巡回時に装備品の一つとして巡回キーというものがあります。

 

これは巡回時に各部屋へ入る時、施錠されている事もあるので部屋へ入る時にその鍵を使用して中へ入ったり、従業員が施錠し忘れた扉を見回り時に発見し施錠したりします。

そんな巡回キーというものですが、どこの現場にも必ずと言っていいほどあるものです。

 

しかし、巡回キーの本数ともなると現場によって大きく異なります。

1本から何十本まで様々である

過去に経験した現場では、夜間巡回時に携帯していく巡回キーの本数は10本近くありました。

この本数は経験した中でも多い方です。

 

通常、巡回キーの中にはマスターキーと呼ばれる施設内の各部屋の鍵をその1本で開けられるというものを携帯していますが、施設内の扉全てが同じ鍵で開けられない部屋もあったりするので、その場合は巡回キーが増える事になります。

巡回で見回る時に、部屋などの扉以外の鍵も存在し、マスターキーだけでは開錠出来ない物もあったりします。

 

その為に、巡回キーの本数が増えてしまいキーケース内は10本近い鍵を入れて持ち歩く事になるのです。

始めはどの鍵がどこで使用するのか、という事に戸惑いますが数か月も巡回すれば直ぐに覚えられます。

 

施設によってはマスターキー1本で見回りが済む様な所もあり、この場合はキーケースに入れられる巡回キーは1本のみで身軽な状態となります。

この様に配属先の施設によって、夜間巡回でも巡回キーを持ち歩く本数は大きく異なっているのです。

1本も紛失してはいけない

どこの施設でも同じ様な夜間巡回をしていても、持ち歩く巡回キーの本数は異なります。

しかし、本数が異なっても全く同じ決まりがあります。

それは

 

「巡回キーは1本たりとも無くしてはならない」

 

という事です。

今までも巡回キーに関して色々お話していましたが、鍵は施設から預かったものです。

しかも、マスターキーともなると多くの扉を開ける事の出来るカギとなります。

 

もしこれを紛失した場合、その鍵1本で多くの扉が開けられてしまう事となり、それを防ぐ為に各扉のシリンダーを交換しなければなりません。

これは扉の数が多く練ればなるほどシリンダー交換の費用が増えます

 

そしてこのお金は警備会社が負担する事になるでしょう。

更に、鍵を紛失したという管理責任も問われる事になるでしょう。

 

シリンダー交換費用や賠償請求などをを含めると、現場によっては数百万円から数千万円とも聞きます。

これでは警備会社によっては破産してしまうのではないでしょうか。

 

その為、警備会社としては現場で働く巡回キーを扱う警備員に対して、鍵の扱いには徹底した指導をしている所も多いです。

夜間巡回に携帯していく巡回キーが1本でも10本でも、1本たりとも無くすような扱いをしない様、丁寧に使用する注意が必要なのです。

 

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