今まであまり気にもしていなかったのですが、一緒に働いている高齢の警備員さんの殆どが年金を貰いながら仕事をしています。そんな彼らは勤務日数も年金を貰っていない隊員さんと同じ日数入っています。ある日高齢の隊員さんと話をした時、ふと考えたら彼らは警備員としての仕事と同じくらいの年金を貰っているのです。という事は、私よりも高給取りだという事に気が付いたのでした。
年金を貰いながら働く高齢警備員
警備員の多くの人は高齢の警備員さんです。
私の現場でも半分は65歳以上の警備員さんです。
現場にいる施設警備員で半数が65歳以上というのは、過去の現場でも経験しているので、別に珍しい事ではないのですが、他の警備会社などではどうなっているのでしょうか。
警備員の平均年齢や世代別の構成を見ても、警備員全体の半分くらいは60歳以上となっていたと思うので、今の現場もこれが平均くらいなのかなとは思っています。
そんな高齢警備員さんですが、今まで一緒に働いてきてそこまで気にしなかったのですが、彼らは年金を貰いながら警備員として働いているのです。
年金を貰っている、という事は分かっていましたが自分にはまだ関係の無い話なのでそこまで気にしていなかったのですが、彼らは警備員として働いてもらっている給料とは別に年金を貰っているのです。
警備会社や現場にもよるのでどこも同じとは限りませんが、今まで一緒に働いてきた高齢の警備員さんは、私や他のまだ若い年齢の警備員と同じ様な勤務日数で働いてきました。
日数的には20日以上の日勤や12~3日の当直勤務などと理解してもらえれば良いかと思います。
給料にもよりますが、この位の日数の勤務であれば平均して20万円以上は稼ぐ計算になります。
そして高齢の警備員さんは、そこから更に年金を受給しているのです。
隊員の誰よりも高給取りだった
今まで一緒に働いてきた高齢の警備員さんも、同じ様に給料と年金を貰って来たはずなのですが、余り意識した事が無かったので気にもしませんでした。
しかし、最近ある高齢の警備員さんと 年金の事で多少ですが話す機会があり、その時に改めて彼らが高給取りである事を知りました。
一緒に働いてきた、年金を貰っている高齢の警備員さんの殆どは、フルタイムで勤務に入っています。
週に2日程度のお休みで我々と同じ様に仕事をしています。
こづかい稼ぎの為なら、週に1~2回程度の勤務でプライベートを充実させるような働き方も出来るはずです。
しかし、その高齢の警備員さんが言うには
「働けるうちに稼いでおきたい」
という意見でした。
体が動くうちに稼いでおいて、いよいよ警備員の仕事すら出来なくなって働けなくなった時の為に、今のうちに稼いでおくのだと。
年金を受給する額は、人によってバラバラです。
警備員としてフルタイムで稼がないととても年金だけでは暮らしていけない人もいれば、警備員としてフルタイムで稼ぐ金額と変わらないくらいの年金を貰っている人もいます。
それでも、単純に計算すると私よりも高給取りである事が分かります。
今までそんな見方をした事が無かったのですが、改めてみると今だけの生活を満たそうとすれば、彼らの方が裕福な生活が出来るのです。
働けるうちに稼いで貯めておく
隊長よりも高給である。
単純に月単位で見れば、年金を貰っている高齢の警備員さんたちの方が圧倒的に稼いでいます。
しかし、彼らはいつか体が動かなくなり働けなくなった時の為に貯金する為に、今無理をしている状態なのです。
なので、今高齢警備員さんの中で給料と年金を貰って散財している人は、全員とは言いませんが殆どいません。
まあ、ここで全員と言わなかったのは、高齢警備員さんの中でも全員が給料と年金を盛らって1円も無駄遣いせず貯金しているわけではない、という事です。
まあ、その高齢警備員さんに関しては、いつかお話する機会がある様でしたら紹介しましょう。
年金がもらえる高齢警備員と云っても、今警備員として働いている高齢者の人は、同じ年代の人と比べても若い印象はあります。
特に、いくら仕事が楽だからとはいえフルタイムで働いているのは尊敬しますね。
もし私が年金を貰っても、そのお金だけで十分生活できるのであれば、警備員の仕事はこづかい稼ぎとしてフルタイムで働こうとは思わないかもしれません。
せっかく働かなくてよいのなら、その時間は自分のやりたい事に充てたいと思う事でしょう。
まあ、80~90歳になった時にいよいよ体が動かなくなり、働く事も出来なくなったら自分の好きな事も出来ないので、体が動くうちに好きな事をした方がいいのに・・
と思うのはまだ私の考えが甘いのかもしれませんね。