警備員は身だしなみ悪いと周りの人から良い印象を受けません。髪の毛がぼさぼさであったり、制服が汚れていたり、最近はマスクを身に付けているのであまり目立ちませんが、髭を剃っていなかったりと挙げたらキリがありません。そんな身だしなみに関して、普通の隊員さんは一度注意すれば直るのですが、人によっては何回指摘しても直らない人はどこにでもいるのです。
警備員は身だしなみに気を使え
警備員という仕事はどんな現場であっても身だしなみに気を使う必要があります。
交通誘導警備業務でも施設警備業務でもこれは同じで、制服を着た警備員が他の人から見た時に、だらしのない格好をしていたら最悪クレームが入る事もあり得るのです。
今まで一緒に勤務してきた警備員さんの中でも、この身だしなみという事に関してだらしのない人は何人かいました。
髪の毛が伸び放題でぼさぼさであったり、制服を何日も洗わず匂いを発している、若しくは汚れているのにそのまま。
また、髭を剃らずに勤務に就いていたりと挙げたらキリがありません。
髪の毛に関しては、施設警備の場合は多くのお客様から近くで見られる事も多いので、会社から頭髪を短めにキープする様指導を受けている所もあるでしょう。
そんな身だしなみに関して、警備員の中には清潔な見た目を維持する事が出来ない人も多く、会社や現場の責任者から何度も指摘される人も居ます。
何度指摘しても直らない者
身だしなみが良くないと、その警備隊全体が悪い印象を受ける場合もあるので、一人でも身だしなみが悪い人がいると指導するようにしています。
しかし、中には何回も指摘される人もいるのです。
制帽をまっすぐに被れず毎回指摘される人や、制服の着こなしが乱れていて何度も指導される人など。
注意される人は毎回決まっていました。
普通の隊員さんは仮に指摘されても、その次にまた同じ事で指摘される事はありません。
誰もが1回指摘されれば
「恥ずかしいから次は指摘されない様にしよう」
という思いから2度同じ過ちはしません。
しかし、毎回指摘される様な人は、次はまた同じ事で指摘されない様にしよう、という意識が欠けているのだと思います。
指摘する度に、ばつが悪そうな反応をするだけで、その瞬間指摘されて終わりです。
これはもうその人の性格なのだと思われますね。
個人の性格である場合が多いので直すのは難しいでしょうね。
余程その人に決定的な何かでも起きない限り直る事は無いでしょう。
しかし、そういう人は一度指摘するのを止めると、もっとひどくなる傾向にあるので、指摘するのは止めませんでした。
警備員は人から見られる仕事です。
しかも社会的地位の低い仕事でもあるので、クレームも言いやすい仕事だと思います。
そんな警備員が、人からクレームを入れられる様な原因を与えるわけにはいきません。
この様な警備員さんは身だしなみに関した事だけでなく、業務に関しても自分勝手な行動が所々に見られて、他の警備員さんに気づかない所で迷惑を掛けているような状態でした。
そういった事から、一人の行動のせいで警備隊全体が悪く見られる様な事になる、という事が分からない様な人は、警備員という仕事に向いていないのかもしれません。
最後には現場からいなくなる
毎回上司から身だしなみの事で指摘されて気分が良い人はいないと思います。
いつも自分ばかり、毎回指摘してきてハラスメント行為だ、なんて思っているかもしれません。
なぜ自分が毎回指摘されるのか、という事が分かっていないとそんな思いになるのかもしれませんね。
今まで見てきた警備員さんも毎回指摘してきましたが、恐らくそう思っていた事でしょう。
自分から指摘されない様に気を付けていけば、誰からも何も言われないというのに。
この様な警備員さんはこの身だしなみに関する毎回の指摘が嫌になったのか、それ以外で仕事に関する事で嫌になったのか分かりませんが、退職してしまう人が多かったと思います。
身だしなみに関して指摘される事の多い人は「協調性が無い」という言い方が合っているのかもしれませんね。