夜間巡回時に手何の都の部屋に入った時、室内が涼しかったり暖かかったりする時があります。これは、最後にテナントから出た従業員が空調のスイッチを消し忘れた為です。部屋に入った途端、室内が快適な温度になっているので、まあ嬉しいと言えばそうですが、残念ですが未処理として挙げられてしまうのです。
夜間巡回時に空調の消し忘れに気づく
細密巡回時に各テナントの部屋に入った時に、一瞬で未処理として気づくものの中に「空調の消し忘れ」があります。
施設警備員が夜間に細密巡回をする時、とても快適な細密巡回とは行かないのです。
夏場であれば、汗をビッショリ掻くほど暑い中歩き回りますし、冬場であれば建物内の業務のはずなのにガタガタ震えるほど寒い中を歩くのです。
外での勤務に比べれば余程快適な業務なのかもしれませんが、求人募集に載っている様な、空調の効いた快適な室内での巡回業務・・などではありません。
劣悪な環境下での夜間の細密巡回ですが、そんな中でテナントに入った時、空調が効いていれば気づかないはずがありません。
今の時期の冬場であれば、テナント内に入った瞬間にとても暖かい室内に入る事となり、警備員にとっては有難い未処理でもあるのです。
空調忘れは照明の次に気づきやすい項目
細密巡回時に未処理の確認をしているのですが、一番分かり易い未処理はやはり「照明」です。
室内の電気は空調よりも分かり易いですね。
部屋に入る前にすでに明かりが煌々とついているのに気づくので、むしろ逆に
「もしかして残留者が居る?」と勘違いする時があります。
照明を消し忘れて帰ってしまうなんて「そんなまさか」と思うかもしれませんが、これが意外と点灯状態で帰ってしまう従業員さんは意外と居るのです。
店内の照明スイッチがいくつかあると、たまに気づかずに1カ所だけ消し忘れてしまう事があるようですね。
その次に気づきやすい項目が、今回の空調です。
テナント内に入った瞬間「ああ、暖かい」と警備員にとっては有難い未処理項目です。
建物内とはいえ、だいぶ前に館内の空調は切れているので、広い空間の気温はかなり下がっている状態なのです。
そんな中、テナントに入った時に暖かいと巡回中とはいえ、ホッとしますね。
まあ、それでも未処理は未処理なので、残念ですがチェックしなければなりません。
空調が付いていると、未処理としてスイッチを消すのですが、スイッチの近くに消してはいけないスイッチがあるにも関わらず消してしまい、弁償する事になるほどの大失態をやらかした警備員がいました。
消してはいけないスイッチもある
普段から毎日細密巡回をしている警備員でも、極まれに触った事の無いスイッチを消す事もあるのです。
いつもはしっかりと管理しているテナントでも、極まれに消し忘れてしまっていた時、警備員も慣れていないスイッチを触る事になるのです。
そんな時、中には切ってはいけないスイッチもあるのに、そのスイッチを未処理のスイッチと勘違いして消してしまった警備員がいました。
よくよくそのスイッチを観察すれば、どこに繋がっているのか分かるのに、碌に確認もせずに「これだ」と切ってしまったようです。
そのスイッチは小型冷凍庫のスイッチで、24時間消してはいけないスイッチだったのです。
そのスイッチを未処理と勘違いして消してしまい、翌朝には冷凍されていた物が溶けてしまいました。
出勤してきた従業員から報告を受けて、夜間巡回時に警備員が消してしまった事が分かり騒ぎになったのです。
初めて触るスイッチであれば、なおさら慎重に確認して、消して良いものかどうか判断しなければならないのに、しっかり確認しなかった警備員の責任です。
この様に、夜間の巡回は警備員にとって有難い未処理の項目があったりします。しかし中には、しっかり確認してからでないと事故を発生させてしまったり、テナント側に対して大きな損害を与えてしまう様な行為を警備員がしてしまう事もあるのです。
毎日の巡回の中で、普段とは違った未処理がある時は、細心の注意を払って対応に当たる様にしましょう。