装備品を返すのを忘れる警備員

警備員の何人かは装備品を返すのを忘れる行為を良くします。これは年配警備員に限った話でなく、60歳に満たない隊員でもやらかします。仕事も終わり誰もが更衣室に着替えに行くのですが、常習の隊員らは装備品を身につけたまま更衣室に行き、帰る前に装備品を返しつつ下番していきます。時にはそのままロッカーに制服ごと片付けてしまい大騒ぎになることも・・。

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自己管理が出来ていない

60歳に満たないとある隊員が毎回のように装備品を返すのを忘れます。

キーケースであったり、無線機など・・これらは貸し出しの管理簿を付けていないので他の隊員も気づきにくい場合があります。

普通自分が仕事を終えて、次の隊員に引き継いだ時に返し忘れた装備品がないか確認しそうなのですが、彼にはそういった行動が見られません。

しかも毎度の事なので、次からは気を付けよう・・

という意識が起こりそうなのですが、忘れた頃にまた同じ過ちをします。

ある日、引継ぎを終えた頃の彼の行動を見た時、人と話をしていてそっちに夢中になり装備品を付けたまま更衣室に消えていったのを見た事があります。

直ぐに声をかけ、装備品を返却するように促しました。

似たような話で以前、何か他の事に気を取られてあっちこっちに手を出して混乱していつもの準備行動がとれなくなり、装備品を忘れて巡回に出て行ったこともあります。

複数の事が一度にできない・・

複数というよりも一つの事しか頭で考えられず、頭に違う情報が入ってくると今までやっていた事がスコーンと消えてしまう感じです。

その為彼が勤務していると、やりっぱなしになった物が警備室の中に散乱している事があります。

その都度片付けるよう指摘してくれている隊員からよく苦情を言われます。

こういった自己管理が出来ない隊員が装備品を返すのを忘れる傾向にあると思います。

勤務日数が少ない

どこの現場でもそうですが、勤務日数の少ない隊員がいる場合にも返し忘れが多いと思います。

ウチの隊でもそうですが、1か月の勤務日数が数日しかない隊員もいます。

そういった隊員は業務に関する行動があまり身に付いていません。

毎日勤務に入る隊員よりも経験値が少ないので、次の勤務の時に業務の内容を忘れかけていたり装備品の返却も忘れることが多いですね。

さらに高齢の拍車もかかってなお忘れやすくなっている気がします。

しかし勤務日数も年齢も同じような年配警備員がいますが、彼の方はそういった装備品の返し忘れをしたことはありません。

という事は、単に勤務日数や年齢の問題ではない・・個人のせいかもしれません。

注意力の問題

どちらも年齢や勤務日数に関係のない所で失敗をしている所を見ると、どうやら問題はそのひと個人によるところが多いのかもしれませんね。

自分で身につけている物を返し忘れる・・ということはほとんど人が注意している事なのでそういった失敗をする人は本当にごくわずかです。

そこまで注意しなくても自然と返却している事なので普通の人は「なぜ?」と思う様な事だと思います。

しかし彼らにとってはとても難しいことを言われているのかもしれません。

ふと思ったことは

この程度で通常の行動が取れないというのなら、もしかしたら日頃の警備の業務の中で、他の人は気づいていないだけで何か失敗をやらかしているのではないか。

と大きな不安に駆られました・・。

 

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