施設警備員は細密巡回時に懐中電灯を必ず携帯していきます。携帯するしない以前に懐中電灯が無いと真っ暗な部屋もあり、巡回する事が出来ないからです。しかしこれは現場によっては、全く懐中電灯を必要としない程明るい現場もあるのです。
細密巡回時には懐中電灯を携帯する事
今まで商業施設の細密巡回をしていた頃は、会社の用意した懐中電灯を携帯して出発していました。
この懐中電灯がまた1万円程度の価格の懐中電灯で、いくら広い館内とは言え数百メートルまで照らす事の出来る強力な物でした。
外周巡回にも携帯していたので、そのくらい強力な物が必要だったのかもしれません。
それでも館内では明るすぎるな、と感じるほどでした。
閉館すると館内の照明が時間ごとに消灯されていき、巡回中には完全に真っ暗になります。
各飲食店にある厨房内も照明はあるものの、極力点灯させない様に、という指示もあり、懐中電灯で照らさないと何も見えない状態でした。
そんな真っ暗な中で細密巡回をするには、懐中電灯は言われるまでも無くみな携帯しているのは当然の事だったのです。
そんな認識でよその現場行き、建物内の照明が24時間点灯状態の中、真っ暗になる場所が殆どない現場へ配属した時はびっくりしました。
懐中電灯の出番のない館内
警備員は懐中電灯を持って巡回へ行くものとして認識していたので、それを必要としない現場へ行った時はびっくりしました。
それでもそこの現場の警備員さんは皆、懐中電灯を携帯して巡回へ行っていました。
そう、巡回中全てが煌々と明るいわけでもなく、真っ暗なトイレや短い時間ですが、隣の建物へ移動する時に外を通る事もあるので、全く出番が無いわけでもありません。
頑張れば真っ暗でもなんとかなるかもしれませんが、真っ暗な中を危険を冒していったり、重大な事を見逃してしまうくらいなら初めから携帯して行けばよいだけなので、みな何も言わず懐中電灯を携帯していました。
それでも商業施設の細密巡回よりははるかに館内は見やすく、暗い中明かり一つで館内の不備を探すよりは効率は良かったです。
そして今の現場でも館内は比較的明るく、全行程で懐中電灯が必ず必要、という感じではありません。
それでもやはり懐中電灯は現在でも携帯して巡回しています。
万が一のことを考え携帯する
施設警備員が細密巡回で懐中電灯を携帯せずに見回る、という事は避けた方が良いと思います。
警備員の仕事は、万が一の出来事が発生する可能性があります。
いつもは入らない様な部屋でも、異常を感じて入らなければならなくなった時に、必要なかったからといって懐中電灯を未所持で出ていたら真っ暗な部屋に何も見えない状態で入る事になります。
これほど危険な事はありませんよね。
いくら必要がない様な現場であっても、懐中電灯は制服のポケットに入れておくだけでもいざという時に助かると思います。
施設警備員として自分が勤務している現場で、よそと比較が出来なくてどれだけ明るいのか暗いのか分からなくても、懐中電灯はとりあえず携帯しておけば間違いありません。
そしていつか懐中電灯を携帯していて良かったと思える日が来るかもしれません。