ここの現場にある防寒着は個人用の物ではなくて、会社から支給されたもので更衣室のロッカーにしまってあるものを共用で使用しています。3着くらいはあるので自分のサイズに合ったものを着用します。衣替えのように着用のタイミングは定めていないので、寒いと思った人が着るスタイルです。しかし何年も洗っていないのでそろそろ洗おうかと思うのですが・・。
防寒着は共用物
前の警備会社でもそうでしたが防寒着は全員に支給されないところが多いと思います。
防寒着は年間を通して使用するもので無く、聞いた所によると通常着用する制服よりも高価だそうです。
短い期間しか使用せずまた勤務中ずっと着ている物でもないので、所属している警備員全員に渡さず現場単位で最小数だけ用意しているようですね。
ただし私自身経験がないので定かでありませんが、外での勤務が主である交通誘導警備員の方や、雑踏警備員の方などは勤務中ずっと着用するものなので個人に貸与されているかもしれません。
少なくとも施設警備では経費に余裕のある警備会社でないと個人貸与は無いと考えてよいでしょう。
洗う機会がない
共用で使用する制服の問題点の一つに、制服に対する責任がない事です。
自分の持ち物なら、汚れれば洗濯をしたりボタンが取れてしまったら裁縫もします。
しかし共用で使用するものになると自分でお金を出してまで洗ってこようとは思いません。
それは当たり前ですよね。
自分で洗ってきた防寒着が、いざ着ようと思った時に他の警備員が着用していたら洗ってきた意味がありません。
ましてや防寒着は数着あるのですべての防寒着に個人でお金を出す理由もないですし・・。
その為、防寒着は数年越しで汚れたり体臭がついて嫌な臭いを発していたりします。
冬がやってきて、余りにもの汚れに「洗いたい・・」と思ってもシーズン中に洗うことは出来ません。そしてシーズンが終わって洗おうと思っても「ま、いっか・・」で来年までロッカーで眠ったままになります。
こうして汚くて臭い防寒着の出来上がりです。
無くてはならない物
防寒着は年間を通して冬の時期にしか着用しません。
3,4か月くらいでしょうか、それ以外の時間はロッカーに入れたままになります。
いくら汚くて臭い防寒着でも、次の冬にはまた必要な物になるのです。
冬場に警備会社が用意した防寒着が汚いからと言って、自分で用意したコートやジャケットを着る事は警備業法違反になります。
たかが着る物一着で、なんて軽く見てしまいがちですが警備会社からしたら大問題です。
警備員の軽はずみな行動や判断が営業停止につながることもあるのです。
会社から決められた事や隊長から指導されている事は、嫌な上司であっても守るようにした方が自分の為でもある事を忘れずに・・。