新人の警備員が手帳や資料を片手に仕事をするのはせいぜい1か月までにした方が良いのには理由がある

新人の警備員さんが現場で研修をしている時に、手帳や資料などを片手に仕事をしている事があります。まだ現場の仕組みに慣れていないので仕方の無い事ですが、それでも配属してから1か月くらいするまでには手帳や資料などを持ち歩いて仕事をしない方が良いと思います。これは本人の為でもありまた施設に対しても良くないからです。

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新人さんは手帳や資料が必要

警備員に限らず、新人さんは仕事を覚える為に教えられた事を手帳に記したり現場で貰った資料などを片手に仕事をしています。

手帳は自分で用意している者が殆どで、サイズに関しては自由ですが、現場で貰う資料などは、貰えない所もあったり、膨大な量を与えられたりするかもしれません。

 

新人として配属されてからその手帳や資料を見ながら仕事を覚えていくのですが、施設警備員の仕事は大体1か月もあれば大まかな仕事は覚えられると思います。

多くの現場でも、新人の研修期間というのは大体1か月くらいなのではないかと思います。

 

1か月もあれば、教えられた事を記した手帳や、与えられた資料などは普通は頭に入っている事でしょう。

という事は、研修が終わるタイミングで、手帳や資料を片手に業務に入るのから卒業した方が良いでしょう。

 

逆に、いつまでも手帳や資料を片手に仕事をしない事をおススメします。

いつまでも手帳や資料を持つ弊害

新人としての研修も終わり、一人で業務に入る様になる頃、まだ不安な気持ちが残っていると思います。

そうなると手帳や資料などを手に持って仕事をしたい、という気持ちになると思いますが、余りおススメしません。

 

現場での研修期間は警備会社や現場によってバラバラです。

2日で終わる所もあれば、1か月あったりと様々です。

 

そんなバラバラな研修期間なので「〇〇日で手帳や資料を手放せ」とは言い難いですが、それでもどこの現場でもだいたい1か月くらいで手放した方が良いと思います。

仕事をミスしない為にも、覚えるまで手帳や資料を持って仕事をした方が良い、と思うかもしれませんが、これは仕事を覚えるという意味では逆効果です。

 

いつでも手元に何でも記してあるものがある、という考えではいつまで経っても仕事を記憶する事が出来ません。

何かあるとすぐに手帳を開いたり資料をめくったりして、仕事として何一つ頭に入っていない事になります。

 

更に個人の問題とは別に、傍から見て警備員が手帳や資料を不安そうに見ながら仕事をしているのを見かけた時にどう思うでしょうか。

他の警備員さんは、何の資料を見る事無く手際よく対応しているのに、一人の警備員だけ何かを見ながら仕事をしている・・。

 

これは警備員に対して不安しかありません

 

警備員自身はいつまで経っても仕事が頭に入っておらず、また周りから見ても仕事に対する安心感が得られない、と得する事が何もありません。

手帳や資料を手に持って仕事をしている、という事は

 

「私はまだ半人前の警備員です」

 

と公言している様なものなのです。

1日でも早く記憶し手放す

現場での研修期間が何日あったとしても、新人と呼ばれる期間はせいぜい1か月だと思っています。

現場の業務がまだ100%頭に入っていなくても、日々の業務を繰り返す事で100%に近づけていけばよいのです。

 

現場の方針などがあるでしょうから一概にはそうとは言えませんが、個人的には研修期間中に完璧に覚える必要は無いと思っています。

しかし、教えられた仕事をいつまで経っても記憶していない事の方が問題です。

 

そこへいつまでも手帳や資料を手に持っていては、業務を頭で記憶する事はいつまで経っても出来ないと思います。

そうならない様に一日でも早く教えられた事、手帳に書いた事、与えられた資料は重要な事から頭に入れてしまうのです。

 

全て記憶する必要はありません。

毎日行う業務で優先度の高いものから記憶していけばよいのです。

 

全てを記憶する前に重要なものだけ頭に入れる事が出来たのなら、手帳も資料も手放した方が良いのです。

1日でも早くそれが出来るのならそれに越した事はありません。

 

傍から見て「アイツ資料なんか持って、まだ仕事覚えていないのか・・」

と思われるよりも、手帳や資料を手放して多少失敗しながら学んでいく方が、よほど好感が持てると思います。

 

もし周りにいつまで経っても手帳や資料を片手に仕事をしている同僚がいるようでしたら、そんなものいつまでも持っていなくても十分仕事はできているよと、相手を褒めて手放しやすくしてあげられると良いかもしれませんね。

 

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