警備員の仕事は高齢者の人が大勢参入しています。中には年金を貰いながら働いている人もたくさんいます。そんな時、警備員の仕事を年金の足しに出来ればと考えて警備業界へ入ろうと考えていると、実は高齢者でも最前線でバリバリ働く事になるので、軽く警備の仕事をと考えているととんでもない事になるかもしれません。
警備業界の高齢警備員の活躍
警備業界は高齢者の方が大勢参入しています。
今や高齢者抜きでは成り立たない職業と言えるでしょう。
今までの現場でも半数近くが60歳以上の警備員さんで構成されている事が多く、周りの警備会社の警備員さんを見ても、若い人よりも高齢の人の方が目立ちます。
どこを見まわしても高齢の警備員さんが仕事をしており、警備業界は高齢者の方無しでは成り立たない職業なのです。
高齢者の人は、第2の人生として警備員の道を選ぶ人も多いと思いますが、彼らの多くがどの様な働き方を目指しているのでしょうか。
年金だけでは生活するのに足りないから、年金の足しになる程度で少し働ければよい、と。
年金の足しに軽く働くなんてとんでもない!
周りに居る多くの高齢の警備員さんは、現場の最前線でバリバリ働いています。
1か月に20日出勤で働く高齢の警備員さんは普通にいます。
現役の頃と何ら変わりのない働き方をしている人ばかりでした。
彼らの感覚は
高齢とは言え、いつ体が動かなくなって収入が途絶えるか分からない、それならば体の動くうちはフルで働こう、というつもりで働いているとの事でした。
確かに若い頃よりは思ったほど体は動かないかもしれません。
更に認知機能も歳を重ねる毎に衰えている気もするそうです。
それでももっと悪くなっていよいよ働けなくなったその時に、年金以外にも貯えがあれば最悪な生活にはならずに済む、と話してくれた高齢の方も居ました。
年金だけで生活し、警備員の仕事はこづかい稼ぎの為、という高齢の警備員さんも中には居ましたが、そういう働き方をしていた警備員さんはマイノリティーなのです。
多くの高齢の警備員さんは、体が動くうちに少しでも働いて蓄えておく、という働き方なのです。
キツイ所もラクな所も色々ある
そうとは言え、流石にキツイ現場でフルで働くのも大変です。
施設警備の現場でも、ラクな所もあればキツイ所もあり、キツイ現場では60歳前の若い警備員でも長続きしない人も居ます。
そんな現場では高齢の警備員さんは余程体力のある人や要領のいい人でないと務まりません。
現場では人が足りないので、高齢の人でもフルで出勤させられてしまいます。
初めからフルで働くつもりの高齢の警備員さんは我慢して働けますが、お小遣いのつもりで警備の仕事をやろうとしている人にとっては続かないでしょう。
まあ、警備会社もそれで貴重な人材を流出させてしまうわけにはいかないので、勤務日数を減らしてでも留まってもらう様にするかもしれません。
その結果、しわ寄せはその現場で働く他の警備員さんに行き事となり、過剰な勤務となり最悪離職してしまうという悪循環に陥るのです。
高齢の警備員さんが悪いわけではありませんが、高齢者の人を繋ぎ止める為に現場で働く警備員さんが貧乏くじを引くのは何か違う気がしませんかね。