先日、休憩中の警備員が施設内の売店の買い物に行く所を見かけました。制服を着用して、そして頭には制帽を被ったままで・・。本人は休憩中だと自覚しているかもしれませんが、この状態で周りの人からは仕事中なのか休憩中なのか判断できているのでしょうか。
施設内で見かける警備員は皆仕事中
ウチの現場でも休憩中に警備室から離れたトコにある喫煙室に行ったり、売店まで買い物に行く隊員がいます。
彼らは明らかに休憩(待機)中にしている事で、仕事以外の時間の事です。
24時間の勤務をしている中で、ずっと仕事をしているわけではないので休みの時間があり、その中で何をしていても本人の自由です。
しかしそれが休みの時間ではなく仕事の時間帯にタバコを吸っていたり、巡回の合間に売店で買い物をしていたらどうでしょう。
熱心な従業員の方から見たら
「あの警備員、仕事中なのにタバコを吸っていてけしからん!」
と、まあお叱りを受けてしまいますよね。熱心な従業員でなくても「何なのアレ」という目で見られるのは必至でしょう。
どんな場合でも警備員は、施設内にいて制服を着ている限り私は今仕事中ですよ、と他人にアピールしているものだと理解する必要があります。
他の人にはどの警備員が休憩時間中なのかなんて分かりっこありません。
だいたい昨今、交通警備員が夏の暑い日に水分補給として外でお茶を飲んでいたり、正当な休憩時間中に木陰で休んでいるのに「仕事中に水を飲むな」「警備員が日陰で休むな!」なんていう理不尽な抗議があるほどですので、それはもう警備員の人権なんて酷いものですよね。
そんななか警備員が休憩時間中に他人からサボっている、といういわれのない誤解をいかに防ぐのか、自分を守るのか分かりやすくアピールする方法があります。
休憩中のアピールの仕方
よその現場で見た事がありますが、警備員が制服を着ていてもクライアントが用意した「休憩中バッヂ」を付ける事でサボっていないと判断してもらって云いました。
しかしこれだとお店などの店内に出てもお客様には通用しません。
なのでこれは従業員用通路、いわゆる後方通路エリアでのアピールのものでしかありませんでした。
これよりももっと休憩中をアピールできるものはズバリ・・
制服を脱いでしまう事です。
こんな簡単なアピールの仕方はありません。
まあ、当然といえば当然ですね。実際休憩中に実施している所もあるでしょう。
警備員の制服を着ているから警備員とわかる。そして制服を着ていなければ仕事中ではないとアピールする事も出来るわけですよね。
これならいくら喫煙室にいても、売店で買い物をしていても誰もサボっているなんて誤解しません。
うん、そういう意味ではウチの現場の警備員はそういう誤解なんて発生するわけがない・・と思っているのかな?とふと考えてしまいました。
規則にする程のものではないのか?
もしそんな誤解が発生するわけがない、と思っているなら考えが浅はかだと思いますね。
変な誤解を生むかもしれない、とおもうなら初めからそんな行動はしなければよいのですから。
かといって今更そんな規則を言わなければ分からないのか・・?とも思います。
いつか、いわれのない誤解を生んでその隊員が嫌な思いをするくらいなら理解していない内に規則として守らせた方が良いのかもしれませんね。
ここ5年以上はそういったクレームは入ってきていないので、ここの現場の従業員の方の心が広いのか警備員の休憩、というものを理解しているのか・・。
いづれにせよ今現在までは変な誤解は発生していなくて助かっています・・。