夜勤の警備員は仮眠時間は基本的にありません。9時間の夜勤ではせいぜい待機時間が1時間なので、数時間も仮眠時間を入れられたら稼ぎも減ってしまいます。そんな中、9時間労働の夜勤者が出入管理業務中に居眠りをしていました。
夜勤は基本的に仮眠無しの業務
夜勤という仕事は、夜中の時間帯に仕事をするものです。
その時間帯は、当直勤務者が仮眠をしている時間になるので、その時間帯に代わりに業務に入る、という状態となっています。
そしてその当直勤務者が仮眠から明けたその後、交代し帰宅するという事です。
という事は、夜勤者は1時間程度の待機時間はあるが、数時間もの仮眠時間は無いのです。
これは警備会社や現場によって勤務体系が違うので、中には夜間の勤務だが仮眠時間もある、という現場もあるでしょう。
しかし、今回紹介する夜勤は私の勤務している現場の夜勤の話であり、ここでは夜間の勤務は仮眠無しの9時間労働のお話です。
ここでの夜勤の勤務は21時上番の07時下番の9時間労働の現場です。
待機時間が1時間で残業1時間の、計10時間拘束となっています。
夜勤者が勤務している時間に、当直勤務者が交代で仮眠に入り、その間、夜勤者は出入管理巡回業務をするのです。
それほど磯貝氏現場でもないので、出入管理中はヒマです。
ヒマな出入管理ほど危険な事は無く、殆どが睡魔との戦いです。
そんな睡魔との闘いの夜勤者が、居眠りをし危うくクライアントからお叱りを受けそうになりました。
私は仮眠中だったので、その瞬間は目撃していないのですが、後から従業員からこっそり
「昨夜の警備員さん、居眠りしていたよ」
と教えてくれたのです。
まあ、今回の警備員は居眠りの常習者である様で、以前も居眠りをしていた事がありました。
夜勤者が居眠りをしても見つからない?
夜勤者が居眠りをしてしまう、という事は分からない事もありません。
誰も来ない空間で一人でいると、何もする事が無いのでウトウトしてしまう事があります。
夜勤者は勤務前の昼間に睡眠を取り、夜間に仮眠を取らなくても良い様にしています。
しかし、中には昼間に起きていて夜に寝る、という習慣を切り替えられない警備員さんもおり、昼間に睡眠を取らずに夜勤に臨む人もいます。
そうるなると、夜中に眠たくなるのは当然です。
ただでさえ人が来ない現場なので、少しの間なら警備員が出入管理の受付場で寝ていても「誰も気づかないだろう」居眠りしてしまう様です。
しかし、そんな時に限って従業員が通りかかり、警備員の居眠りを見つけるのです。
今回は、仲の良い従業員さんが見かけ、私にこっそり教えてくれたので明るみに出ませんでしたが、普通ならクライアントの知る所となり騒ぎになる所です。
場合によっては、その警備員は出入り禁止となっておおかしくありません。
夜勤の者が居眠りをする、という行為はネットなどでどの様に言われているか知りませんが、現場によっては大問題です。
そして、ヒマな現場でも居眠りは見つかる、という事です。
昼間の時間よりも責任重大
夜勤の警備員が居眠りをするのと、昼間の警備員が居眠りをするのは一見同じように見えても、夜間の方が厳しい印象です。
どちらもいけない行為ですが、夜間の場合は、昼間よりもこっそり侵入しようとする者がいる、という事です。
昼間の時間は、警備員だけでなく他の人の目もあり、なかなか侵入するという気が起こらない印象がありますが、夜間は警備員以外誰も居ない建物に侵入しようと思い行動する者もでてきます。
そんな時、受付で居眠りをしている警備員を見かけた時、そっと通り抜ければ建物内に入る事が出来てしまうかもしれないのです。
周りには誰もおらず、居るのは居眠りをしている警備員一人だけ。
そう、夜間は居眠りをしている警備員の居る所さえ抜けられば建物内に楽に侵入できてしまうのです。
受付さえ通過してしまえば、建物内には誰も居ないので、誰かが侵入しているなんて誰も気づきません。
施設によっては機械警備の無い現場も数多くあるので、警備員が夜間に受付で不審者を通さない様にしている、というのは非常に重要な業務でもあるのです。
それを昼間にろくに睡眠もとらずに、夜勤中に居眠りをして侵入時間などを発生させてしまう。
夜勤がそれほど重大な業務だと分かっていれば、そう簡単に居眠りをしようとは思わないかもしれませんね。