雨の日が続いていますが、業務中にカッパを着る場面はありますか。装備品の一つでもあるカッパですが、着るのを拒むと最悪解雇になるかもしれません。会社で決められた装備品を身に付けられないのであれば、それ以上その現場では働けません。どれほどの拒む理由があるのか知りませんが、そんな事で仕事を辞めますか。
カッパなんて着たくない
過去の現場で、雨の日に外周巡回をする時、雨濡れ防止の為に用意してあるカッパを着たくない、という隊員がいました。
その当時の現場ではカッパを着るのが決まりになっており、傘禁止であったのです。
雨の日に外周巡回をする際、両手がふさがるのでそこでは傘をさす事が不可能だったのです。
なぜその隊員はカッパを着るのを嫌がったのかというとそれなりな理由があります。
それは
カッパが臭い
という理由だったのです。
カッパを着た事のある人ならわかると思いますが、雨に濡れたカッパは汗で中が濡れる事があります。
汗やしみ込んだ雨のせいで内側が濡れるのだと思いますが、何度も使用したり雨の日が続くと、内側から嫌なにおいを発するようになります。
その匂いが嫌でカッパを着るのを拒否したらしいのですが、その気持ちは私も分からないではないです。
しかも、会社から支給されているカッパなのでそれ以外のものは使用できません。
同時に長靴も支給されていましたが、長靴も同様何となく匂いを発しています。
しかし、長靴に関しては市販のものを支給されていたので、個人で購入したものを履いていても大丈夫です。
カッパだけは警備会社デザインのモノなので、市販品では代用できません。
どうしても着なければならないのなら辞めます、と言い出す始末。
おいおい、カッパを着る着ないで会社を辞めるのかと驚いたものです。
会社指定のモノとそうでないモノ
次の現場ではカッパはありましたがある程度規則もゆるく、個人で用意したものでも良い、という会社でした。
しかも、両手がふさがらないのなら傘でも良い、という寛大さです。
その代わりカッパを着る時、下の制服がある程度見えるように、と半透明なカッパ着用という条件付きです。
いや、これだけで十分だと思いました。
誰が着たか分からない様な汗臭いカッパをべとべとになりながら着るよりはるかにマシです。
当時は私も我慢しながらカッパを着ていましたが、人の汗の付いたカッパを着るよりは、自分の汗の方がまだましです。
しかも、傘でも良いというので次の現場ではずっと傘で外周巡回をしていました。
警備会社によっては雨の日にカッパを着たり、傘を差したりと様々です。
会社が経費でカッパを手配していただくのは有難い事なのですが、備品を丁寧に扱わなかったり手入れを怠ったりすると、それが逆に足かせになるという結果がこのカッパなのだと思います。
個人的には傘を希望
警備会社によって雨具の使用は様々ですが、ある程度現場側に判断を委ねてくれる方が助かります。
今回のカッパの様に、手配したらそのままの警備会社側とそれを管理しない現場、どちらにも問題はあると思います。
それならいっそ「個人で用意せよ」と言ってくれた方がスムーズにいく事もあるのです。
個人のモノなら大事に扱うでしょうし、壊れれば自分でまた購入するしかありません。
結局会社の備品だからと、ぞんざいな扱い方をする者もいるので、自分で購入する事でどれだけお金がかかっているかという事を知らしめる為にもなります。
まあ、私はたとえ自分で用意するのならカッパよりも傘にします。
自分の汗でもべた付くのは嫌なので、カッパは避けたいですね。
これからの時期、これから梅雨に入るでしょうからカッパを着て仕事をする現場の方の苦労を察します。