1円の拾得物をどうするか悪魔のささやき

施設警備員の業務の一つに拾得物対応があります。その中でも「お金」に関する対応は非常に面倒です。1円でもあってもお金はお金です。届けのあった1円は問題ないのですが、巡回中に警備員自身が1円を見つけた時、場合によっては見て見ぬふりをしようか悩む時があります。

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お金の拾得物は面倒だ

お金の拾得物は物品に比べて対応が面倒です。

今の現場では、拾得物に関する業務を警備員に任されてはいないので、現金でもスマホでも拾得物があっても、クライアントに丸投げできるので楽といえば楽です。

 

しかし、商業施設で勤務をしていた時は、警備会社に拾得物対応が丸投げされていたので非常に面倒でした。

拾得物の保管から警察署への届け出など、全て警備員が行っていたのでこの業務があるか無いかで仕事の負担は大きく変わります。

 

そしてその中でも現金の扱いは、物品とは異なります。

拾得者が来店客の場合は、権利の主張をするかしないかで手続きをしなければなりませんし、現金は貴重品となるので警察署へ届ける必要があり、またこちらから警察署へ出向くので時間も割かれます。

 

施設警備員として拾得物の対応をした事のない人もいるでしょうが、もし拾得物対応を任されている現場で勤務するのなら、しっかりと学んで欲しいと思います。

拾得物対応の出来る警備員さんは、周りから見ても頼もしいですし対応が出来るだけで重宝されると思います。

1円の拾得物と1万円の拾得物の違い

細密巡回をしている時に、現金が落ちているのを見つけた事があります。

あの時は確か100円だった気がしますが、細密巡回中にお金を拾ってもそのまま巡回を続けるしかありません。

 

防災センターから離れている場所での発見で、わざわざ戻る訳にはいきません。

とりあえず、無線で拾得した場所と金額だけ伝えて巡回を続けました。

細密巡回が終わって防災センターに戻ってから報告すれば良いのでは、と思いがちですがそうはいきません。

 

万が一落とし主が防災センターへ問い合わせに来るかもしれないからです。

防災センターへ一報を入れておけば、落とし主が来ても直ぐに対応できます。

たとえ100円でも、落とした人からすれば貴重な100円かもしれません。

 

そしてこれが1,000円だったら間違いなく本人は探している事でしょう。

しかし、現金は現金でも10円や1円だった時は話が変わります。

施設警備員として勤務してきたなかで過去の経験上、現金の拾得は小銭の場合殆ど落とし主は現れません。

いや、下手をすると1,000円でも現れない事もあります。

 

基本的に小銭は財布からポロリと落ちた場合が多いのか、本人も気づいていないのかもしれません。

そういった小銭の拾得はそのまま警察署へ届けられて、落とし主が来ないまま期限が過ぎてしまいます。

 

そんな流れを知っているのは、拾得物対応を長くやっている警備員だからこそであり、巡回中に見つけた現金拾得は拾うか素通りするか悩む時があるのです。

お金はよほど落とし主は出ない

現金の落し物は大抵落とし主は現れない。

そんな話をしましたが、これを聞いて現金の落とし主でないのに落とし主になりますましてお金をせしめてやろう、という悪い考えはよした方が良いです。

 

拾得物は落とした時間帯や金額など、細かな情報が記載されています。

落とした本人ならよほど間違える事はないでしょうが、適当な落とし主のふりをすると見破られて「詐欺罪」で逮捕されてしまいます。

 

お金欲しさであったとしても、どれほどの金額かは知りませんが、こんな事で前科の付く様な行いは止めましょう。

 

そして小銭になればなるほど、人はたとえ落ちているお金であっても見向きもしません。

過去に昼間に不審者を追っている業務中、ある場所で1円が落ちているのを見つけました。

しかし、その時は不審者から目を離す事が出来なかった為、対応終了後に拾おうとしたのですがすっかり忘れてしまい、気づいたのは夜中でした

 

夜中の巡回時にその場へ行くと、1円は誰にも拾われずにその場に残っていたのです。

お客様でさえ拾おうとしなかったのか、と1円を拾得物としてあげました。

その後、落とし主が来たかは確認していませんが、まあ来ていないでしょうね

 

警備員として勤務する以上、たとえ1円でも現金は現金です

その後の対応が面倒か楽かは別にして、ちゃんと拾得物として挙げましょう。

 

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