警備員はモデルではないので、普段自分がどんな歩き方をしているか考えている人は少ないでしょう。しかし、建物内を巡回している警備員さんたちをよく見ると、足を引きずる様に歩いたりガニ股で歩いたりと見た目の格好悪い歩き方をしている人がいます。人に見られても恥ずかしくない様な歩き方をしたいのですが・・。
誰も歩き方の指導はしない
ウチの警備員さんの一人の歩き方に目が行きました。
年齢は60歳手前な人ですが、ガニ股で歩くのが特徴です。
自分がどのような歩き方をしているか、という事に関して警備員の現場研修の時に指導なんてしません。
もちろん私も新人時代にそんな指導を受けた事はありません。
新人時代には、警備員としての現場での業務を覚える事で精いっぱいで、それ以外の事まで指導するなんて事は無いでしょう。
しかも歩き方なんて人それぞれで「こう歩いたらキレイに見える」なんていう正解を知る人も少ないでしょう。
ですが、「正しい歩き方はこれ」というのを知らない私でさえ、彼の歩き方は・・と言う思いだったので余程の事なのかもしれません。
彼の歩き方はいわゆるガニ股で、足のつま先側が外側を向いた状態で歩いています。
さすがにこの歩き方は指摘した方が良いと思いますが、今の所指導していません。
歩き方は本人が今まで何十年とそのスタイルで現在に至るものなので、余程の事でもない限り直ぐには直せそうに無い気がします。
ガラス越しに自分の歩き方を見る
商業施設などでは、周りに大きなガラスがあったりして、それに映った自分の姿を見る事が出来ます。
普段から自分が周りからどう見られているか気になる様な人は、身だしなみや、制服の着こなしなど注意を払う事が出来ますが、そうでない人は仕事場に大きな鏡があっても見もしないでしょう。
また、現場によっては警備員の身だしなみに厳しい所もありお客様からクレームが入ったり、従業員など身内側から苦情がきたりするかもしれません。
さすがに歩き方でクレームが来る事は無いでしょうが、歩き方ひとつ自分で気づかない様な人だと、それ以外で目に付く問題もあるかもしれませんね。
今回の内の現場の警備員さんは、やはり他にも目立つ問題があり、指導が必要であった為に問題を解決させました。
個人的にはこういった身だしなみなどは自分が気付いて、周りと同じようなレベルに出来るのが望ましいと考えています。
人から言われて直すよりも、自分で気づいて修正できる方が今後もずっと気にしていく事が出来るからです。
かつて、制帽のかぶり方が悪く正しい被り方をさんざん指摘されていた警備員がいましたが、数日経つとその事を忘れてまただらしのない被り方に戻っていました。
自分で間違いに気づいて直すのと、人に言われて直すのとでは長い目で見ると効果が違うと思いました。
高齢警備員は特に注意せよ
今まで一緒に勤務してきた警備員さんたちの歩き方を思い返してみると、圧倒的に「高齢警備員さん」が歩き方に問題があります。
これは若い警備員の方が人から見られるという羞恥心から「格好悪く見られたくない」という思いが強い為で、年を取るとそういった気持ちが薄れるからなのか・・という勝手な私の推測です。
高齢者の方が歩き方が乱れているのは、高齢による骨格のゆがみもあるのでしょうか。
骨格、体のゆがみ、人の目を気にしない
これら以外にも何か理由があるのかもしれませんが、若い世代よりも高齢警備員さんはもう少し歩き方に気を使えると美しく見えるのにな、と感じました。