警備員が犯罪行為をしてニュースになる事がたまにあります。具体的な内容は出せませんが聞いていて情けないと思う様な事件ばかりです。最近よそで聞いた事件は過去に盗撮行為をしたとかしないとか・・こんな事して仕事無くすなんて本当何やっているのでしょうか・・。この様な事件を起こすと警備協会内に知れ渡って二度と警備員にはなれません・・。
警備員は周りからみると、警察官まではいかないにしても正義の味方的なイメージがあると思います。
規則を守り、また周りの人にもそれに従ってもらう・・そんな印象を私は持っています。
そんな職種の人間が悪さをすると、職種的にはとても印象が悪くなってまっとうに勤務している人間からすると迷惑な話です。
飲酒運転、盗撮行為、ストーカー、傷害、金品の横領・・
ニュースにこういった警備員による犯罪が出ると、気にはなります。どんな勤務態度な輩であったのか、とか犯罪を起こした時の心象など、もしかしたらウチの現場でも起こりうることではないのか・・とか。
人が犯罪を起こす時は何かきっかけや、動機があるはずなのでその時それに気づくことが出来れば止められるかもしれない・・と自分に当てはめて考えてしまいます。
最近聞いた話では、施設内で関係者しか入れない様なエリアで盗撮行為があり、それが警備員であった、とのことです。
法や規則を守らせる側の立場の人間がそんなことをしたら誰を信頼すればよいのでしょうか。
クライアントからしたらそんな警備会社信用出来なくて、即契約解除ですよね。
しかしその時はその警備員に問題があったので、当人の現場はずしで済んだようです。
その後はそこの警備会社にもいられなくなったようで、自主退職になったそうです。
警備会社側からすると、そこの現場で二度と同じような不祥事は出せないので相当苦労したと思います。
そこの現場で働いている残された警備員さんも、クライアントから変な目で見られる可能性もあるわけで、当人が残したダメージは相当だと思います。
そして退職した当人ですが、まず他の警備会社に入社する事は不可能でしょう。
それは警備協会にも不祥事の情報は行っているので、そこを通じてよその警備会社にも知れ渡っています。
仮に警備員になれない要件を満たしていなかったとしても、そんな問題を起こした人間をだれが雇うでしょうか。
「ウチの会社でもまた問題を起こすかもしれない・・」と考えるのはごく自然な事ですよね。
いくら人手不足とはいえ、たとえ禁固刑に該当しなくてもそんな人材は怖くて雇えないでしょう。
他の職種でも同様、いちど問題を起こせばその道での仕事は出来ない・・と同じだと思います。
警備業は世の中の仕事を見ても、下の方にあたる仕事だと思います。
その分敷居は低く、警備員になれる要件さえ満たしていれば殆どの人が就く事が出来ます。
しかし、職務上過去に犯罪行為に関する問題があるような人は就く事が出来ません。
また、その気があるような人も難しいでしょう。
今回の例は盗撮行為での不祥事でしたが、人が問題を起こすというのは他の人からは中々見抜き難いものだと思います。
その為に現場の警備員さんが何かおかしな行動をしていないか、普段から気を使う必要が隊長にはあると思います。
私の現場では私が観察している限り、今のところはそんな問題を起こしそうな警備員さんは見当たりません。
まあ、観察していてそんな危険な状態にあるのが判るようでは、もうすでに手遅れなのかもしれないですよね・・。