施設警備員が細密巡回をしていてよくある事に、事務所内の巡回をしている時、デスクの上に社外秘などの書類が無造作に置いてあるのを見かけた時、分かってい居てもつい何気なく視線が行ってしまいます。見てはいけないと分かっていても通りがかりにチラッと見てしまう事も・・。
細密巡回時は機密だらけ
先日、細密巡回時に事務所内で見かけたアクシデント。
普段は事務所内の机の上にはそれほど書類などは置いていないのですが、その時の巡回時は珍しく書類の束が置いてありました。
普段とは違う光景に思わず机の前を通りかかった時に何気なく視線を落としたら・・
思いっきり社外秘な内容のものが書いてあるではないですか・・
立ち止まって見るわけにもいかず、何事もなかったようにそのまま巡回を続けました。
警備員はクライアントの事務所内を見回る事があります。
中には施設警備であっても事務所内に立ち入る事が無い現場もあるかもしれませんが、ここは警備員が毎日巡回しています。
警備員は細密巡回時にあらゆるエリアに入るので、この様に普段目にする事のない様なものを目撃することが非常に多いのです。
中には見てはいけないものが・・
あらゆる場所へ巡回時に入るので、めったに見ないようなものを見る事になります。
今回のように事務所内に入る、という事は社外秘の資料が机の上に置きっぱなしになっている事もあり得るのです。
だからと言ってまじまじと見るわけにもいかず、ある意味目のやり場に困ります。
もしかしたらそこの事務所内に、防犯カメラかなんかが設置してある事に気がつかず物色なんてしていたら目も当てられませんね。
クライアント側は警備員が巡回している事に気がつかずに、よその人が見る事は無いだろう、とうっかり置きっぱなしにしていた可能性もあります。
まさか、巡回中の警備員が盗み見をするなんて・・と思っている事でしょう。
その信頼を裏切るようなことはしてはいけません。
信頼あってこその業務
警備員はクライアント側と契約して、業務をやらせていただいています。
そこの従業員と同じ権限をもってあらゆるエリアへ入る事を許されています。
それだけ警備員を信頼してくれているのです。
自分の家の鍵を家族以外の人に貸して、家族の不在時にその人が入る・・
これ結構抵抗がある事ではないでしょうか。
これをクライアント側は納得して、マスターキーを貸して警備員に夜中に事務所内などを巡回させているのです。
警備員が信頼されていなかったらこんな事頼めませんよね。
この信頼を裏切る事が無いように、我々警備員は細密巡回時にたとえ事務所内に貴重品が置いてあっても盗もうとはしません。
ごくまれにこういった不祥事がニュースで取り上げられたりする事がありますが、とても悲しい事です。
あのニュースひとつで全ての警備員が同じだと思われたくはありません。
二度とああいった不祥事は起こって欲しくないですね。