今まで経験してきた警備会社は昇給がありませんでした。恐らく大手の警備会社でないと世間一般的な企業で云う所の昇給は無いと思われます。そんな昇給の無い業界なので、家庭を持つような人は生活に影響が出るのであまり所属していません。その為、警備員は年金を貰っている高齢者の人やそれ以外の年代でも独り身の人が多く所属しています。
警備業界は昇給は無い?
警備員として長年勤めてきて、今まで所属した会社では昇給がありませんでした。
1日の勤務で〇〇円、という契約で仕事をしていたので何年経っても変わる事はありません。
ただし、その地域の最低賃金が上がり、給料がそれを下回るかもしれない様な時は1日〇〇円と固定だった給料が多少上昇しました。
ですがこれは昇給とは呼びませんよね。
そして最低賃金を下回るかもしれない
とギリギリな給料しか貰っていないという事もお分かりかと思います。
そんな低い給料で、しかも昇給が無いのが警備業界だとも言えます。
何年勤務していても給料は上がっていない、となると将来性が無いという事で、所帯を持ったような人は余程参入しようとは思わないのです。
将来性が無いので独り身が多い
一応、私は所帯を持っていますが田舎の地域なので少ない給料でもなんとか暮らしていけている感じです。
きっと物価の高い地深部では生活できないと思います。
昇給がある事で、何年働いていても、家庭を持ったとしても安心できるのであれば問題ありませんが、昇給が殆ど無いのでとても家族を養っていくには無理があるとなってしまいます。
その為、警備員で働く多くの人は、年金を貰える世代の人や若い人でも独り身の人が大半となるのです。
年金を貰っている世代の人は、子育ても終了していて更に年金ももらえるので生活していくのに昇給の無い警備員の仕事でもやっていけます。
また、60歳以下の世代の人は独り身であれば生活費は自分一人だけで良く、また結婚をする気のない人も多いです。
給料とプラスした収入がある人や、結婚する気のない人は昇給が無くても警備員の仕事を続けていても将来をそこまで気にする必要が無いので、こういった人は警備員として長く勤めている場合が多いですね。
しかし、私の様に所帯を持ってなお警備員として働き続けている人も全くいないわけでも無いので、いくら将来性の無い業界だとは言え、一概にやっていけないとも言えないのです。
長く続ける仕事ではないという認識
警備員は将来性のない仕事だから長く続ける仕事ではない、というのは色々な方面で聞き及んでいます。
確かに昇給も無い業界では長く続ける意味はないのかもしれません。
過去にも色々な警備員さんと出会ってきましたが、それなりに仕事の出来る人など早々に辞めていった人も居ます。
彼らは、警備員なんて長く続ける仕事ではない、という認識で辞めていったのかもしれませんね。
しかし長く続ける仕事ではないという意見は、年々昇給し給料も上がっていく、という事にこだわらない人にとっては長く続けても問題ないとも言えます。
一人で生活して昇給にこだわる必要が無く、老後も続けられる仕事という点においては警備員という仕事は良い職業なのかもしれません。


