警備員として働いている人の中で、今現在交通費を胃一円も貰っていない、という人は居るのでしょうか。今では交通費を頂いていますが、以前の職場では交通費は1円も出ていませんでした。これはたった数年前の話です。今どき交通費も出さない様な警備会社は、いくら求人を出したところで誰にも見向きもされない、のではないでしょうか。
交通費は出さなくても法律違反ではない
交通費は1円も出さなくても、別に法律違反でもなんでもないようです。
よく求人などもでも、交通費は10,000円まで支給、とありますが実際の通勤で20,000円かかっていて、それでも会社が10,000円しか出さなくても、それも何も法律を違反しているわけではない様です。
警備員の場合、営業所と実際の勤務地が別の場合が殆どで、直行直帰な所もあるでしょう。
その場合、電車や車で現場まで行き来するのに1か月でかかる交通費が異なる時もあるでしょう。
その月は10,000円以下しかかからなかったとしても、翌月は20,000円だったなんて事もあり得ます。
そんな時に、ちゃんと交通費を満額支払ってくれる警備会社は良い会社だと思ってしまいます。
自分自身が過去に1円も交通費を貰っていない時期があったので、交通費が満額出ない月があっても、1円以上でも貰えているのであれば「良い会社」なんて社畜根性が身に付いていしまっているのかもしれませんね。
なので、交通費が貰えるか貰えないか、という問題は法律違反かどうかという以前に「初めから貰えないモノ」という事が「常識」となっていました。
今ではどこの企業も出して当たり前?
今では多少ですが交通費を頂いています。満額では無いですが貰えるだけまだマシ、と捉えています。
しかし、多くの警備会社の求人を見ていると、今ではどこの警備会社でも交通費を出すのは普通な様に感じます。
私が交通費を貰えていなかったのは、その現場で勤務する警備員さんはみな交通費ゼロ円だった、ということもありますが、その警備会社がその現場で仕事を始めた時は周りの警備会社も、そこまで交通費を出す傾向に無かったのが原因だと思います。
周りが出していないので、自分の会社も出さない。
これがいまでは通用しなくなっている、というか少しでも周りの警備会社よりも魅力を出さないと、ライバル会社に雇用を奪われてしまう、というのが原因でしょう。
その恩恵を受けて、私も交通費が貰える様になったのだと思っています。
まあ、これが正解でしょうね。
警備員の給料が、1日10,000円だとして以前はその10,000円の中に交通費も含まれる、なんていって働かせていたのが、いつの間にかその10,000円とは別にちゃんと交通費を出すようになったのです。
給料に含まれる、なんていう計算方法で出していたら、最低時給を下回ってしまい、労働法に抵触する事になったので変更したとも言えます。
昔と違い、更に人も集まり難くもなり最低賃金も上昇してきているので、今までのやり方では通用しなくなったのでしょうね。
それでも未だに、交通費を満額出さない警備会社もたくさんあります。
満額出さない企業は多い?
弊社もそうですが、交通費を満額出さない警備会社は未だに数多くあります。
別に満額出さない事が法に触れている訳も出ないので、満額出さない会社が悪いわけでは無いですが、満額出さない事で、満額出している会社に負けているという事には違いありません。
警備員は会社によっては、施設警備員でさえ、毎回現場が変わる所もあります。
そんな時通勤に掛かる金額も変わってきますが、その時に先月よりも通勤距離が長くなり、交通費も上がってしまった時に、満額出してくれない警備会社では、そこで働く者は、いい気はしません。
会社から「〇〇の現場へ行け」といわれて行ったは良いものの、余りにも遠くて交通費がかなり高くなってしまったのに、会社は一定の額までしか負担してくれなければ、次からは「〇〇へ行け」といわれても気持ちよく返事は出来ませんよね。
どれだけ遠くてもちゃんと全額払うからよろしく頼む、といわれれば働く側も気持ちよく赴けるというものです。
人を集めるだけ集めて後は飼い殺し、の様な雇い方では近いうちに抜けるだけで、そんな会社では人すら育ちません。
少しでも良い人材を、少しでも長く在職してもらうには、福利厚生は重要ですよね。