施設警備員として自家用車で現場まで通勤しています。現場へ直行直帰でもある警備員さんは、車で通勤している人も多いと思います。そんな車通勤ですが、自宅から現場まで何分かかっていますか?この車通勤ですが、勤務体系によっては長時間の車通勤は問題も多く、いつか事故を起こしかねないものでもあるのです。
施設警備の車通勤者は意外と多いのか
警備員で車通勤の人は多いと思います。
特に交通誘導警備員さんの場合、公共交通機関では簡単に行けない様な現場も多く、車で通勤しないとたどり着けない様な所もあるかもしれません。
その点、施設警備員の場合は現場が建物であるため、市街地にある場合が多く車で通勤するのに不便な事もありません。
近くに駐車場もあったりと公共交通機関を利用するよりも便利とも言えるでしょう。
そんな施設警備員の車通勤ですが、今までの勤務先でも車通勤の人は多かったです。
とある現場では、15人くらい所属していた警備員さんの内、9割くらいが車通勤だった所もあります。
また別の現場では8割が車通勤と、施設警備員は車通勤者が多い、というのが周りの警備員さんを見てそう思いました。
ただし、大型商業施設に関しては無料で止められる駐車場がなく、しかも月ぎめの駐車場も高かったので、公共交通機関を利用する警備員さんが殆どでした。
商業施設などは従業員は客用駐車場の利用は禁止されていたので、従業員専用駐車場があるのですが、警備員は利用の許可が出なかったので、ほぼ車通勤が出来ない状況でもあったのです。
そんな車通勤ですが、現場まで車で出勤できる職場では、通勤時間がネックになる事もあります。
長時間の車通勤は勤務によっては危険
車で通勤する時、余りにも距離がある為に、片道で1時間以上もかかる現場へ行くのをどう思いますか。
自宅から現場まで距離があるので、世の中の通勤時間よりも早く出るので、通勤ラッシュに飲まれる事はありません。
しかし、渋滞に巻き込まれない状態で1時間以上かかるという事はかなり遠方になるという事です。
そして、施設警備員の車通勤で1時間以上かかる、というのは何かと問題も多く、一歩間違うと事故にもなりかねないのです。
施設警備員の勤務に当直勤務というものがあります。
これは現場に24時間拘束されて仕事をするのですが、一応仮眠もあるので不眠不休で仕事をするわけではありません。
しかし、施設警備の仮眠時間なんて3~4時間程度しかないので、その少ない仮眠で24時間仕事をし、翌朝車で帰るのです。
通勤に1時間以上かかるという事は、往復で2~3時間は通勤時間という事です。
警備員という薄給で仕事をして、更にプライベートの時間も3時間近くなくなるというのは結構厳しいものがあります。
同僚の中には、下番して10分程度で自宅に帰る事が出来る警備員さんもいますが、毎日彼らを羨ましいと思いながら車を運転するのです。
しかも
「寝不足な状態で1位時間以上も運転をして・・」
これほど危険な事はありません。
毎回、ハンドルを握りつつ睡魔と闘いながら自宅へ向かうのです。
同じくらい遠方から車通勤している隊員さんも、同じ様に睡魔に襲われながら帰宅している様ですが、余りにも眠気に逆らえない時は、コンビニなどの駐車場があるお店に入って買い物しつつ仮眠していくそうです。
これほどの事をしないと、いつか帰宅途中に事故を起こしてしまうかもしれないのです。
車通勤というだけではまだ何も起きないかもしれませんが、遠方で寝不足状態な勤務体系、とこれらが要因で事故の発生確率が一気に上がるのです。
今の所、周りの警備員さんで帰宅途中で居眠りによる事故、というのは発生した事が無いので、みな十分気を付けて通勤しているのだと感心しています。
市内や県内で30分以内の通勤が理想
通常、施設警備員で車通勤というと、どのくらいの距離や時間なら許容範囲なのでしょうか。
個人的に思うのでは、市内や県内の勤務先で、せいぜい30分以内というのが理想だと思っています。
これならば、よほど仮眠時間が少ない当直勤務でも、何とか居眠り運転で事故を起こす事なく帰宅出来ると思っています。
特に警備員は高齢の警備員さんも多く、ただでさえ少ない仮眠時間を終えて帰る事になるので、事故の発生確率も高くなります。
職場が近ければ事故に遭う可能性も少なくなるので、本当なら近い職場が良いのですがね。
しかし、悲しい事に地方の田舎の施設警備員は、そんな都合の良い場所に職場は無く、市や県をまたいで通勤しないと働き先が無いのです。
プライベートの時間を削り、また少ない仮眠時間のせいで睡魔と闘いながら、車で合計3時間近くもかけて現場を往復しているのです。