警備員同士がケンカをしている所を見た事がありますか。ケンカと言っても口喧嘩程度のモノや、つかみ合いや殴り合いのケンカなどありますが、どれも他の人から見ると制服を着た警備員がケンカをしている光景は、何事かと驚くものでしょう。そんなケンカに発展する原因は様々です。
警備員同士でもケンカする
警備員が仕事中にケンカをする、という事は別に珍しい事ではありません。
警備員も人間です。
業務中に仕事の事や、仕事中にもかかわらず仕事以外の事でケンカになる事も普通のサラリーマンでもあってもおかしくありません。
しかし、仕事中の警備員のケンカとなると周りのお客様の目もあり目立ちます。
更に、制服を着たもの同士がケンカをすると普段見慣れない光景にひと際目を引く事でしょう。
そんなケンカですが原因は色々です。
ケンカの数だけ原因があると言って良いでしょう。
その多くが仕事に関する事でのケンカです。
先輩警備員が新人警備員をしかりつけてケンカになる事もありますが、どちらかというと、先輩でも後輩でもない同じ隊員同士のケンカが一番多いように感じます。
同じレベルもの同士のケンカ
よく「ケンカは同じレベルのもの同士でしか起きない」と言いますがまさにその通りだと思います。
今まで見てきた警備員同士のケンカは、原因も当事者も大した問題でもない事で揉めて、その原因も低レベルな事ばかりでした。
業務の事で先輩警備員が新人警備員や後輩警備員を叱った際にケンカになる事はありますが、この場合は先輩警備員の偉そうな態度に腹を立ててケンカになる事が殆どです。
警備員の中にはこのご時世でも、軍隊調な態度や言葉遣いで指導する警備会社や警備員がおり、そうとは知らずに入社した人や、分かっていても我慢できなくなった人が爆発するようです。
そして同じレベルのもの同士で起こるケンカは、原因を聞くと本当につまらない事で揉めている事が殆どです。
普通なら同僚に何か言われても聞き流していればケンカに発展しませんが、ケンカの原因も
「なぜ、こいつにそんな事を言われなければならないんだ」
という「アイツには言われたくない」という感情でケンカになります。
過去にも交代時間の事や、休憩室の片づけなど原因は些細な事でケンカをしていました。
一度ケンカをしてしまうと、その二人は今後仲が良くなる事は無く、何かの原因で再度ケンカになる、といった具合でした。
この様に仕事に関係する事でケンカになるのであれば、今後その事でルールを決めてしまえば問題は解決しますが、仕事以外の事でケンカになるのはどうにもなりません。
現場の規則以外の事でケンカになる
仕事の事でケンカになるのは解決方法がありますが、仕事が原因でない場合ではどうしようもありません。
その隊員は二人ともポンコツ警備員と呼ばれる、普通の警備員さんとは違い一癖も二癖もある警備員です。
人格や仕事ぶりに難があり、それでも一生懸命頑張っていました。
しかしある日、そのポンコツ警備員同士が同じ日に仕事に入った時、もう一歩で殴り合いになるケンカまでいきかけました。
ケンカの理由も仕事とは全く関係なく、相手の警備員の人格について否定した事で腹が立ちケンカになった様です。
お互い自分の方が「出来る警備員」と思っており、お互いが相手を見下した「自分はこいつよりはマシ」という態度を取っていました。
まあ、普通の警備員から見たらこの二人は「どちらもポンコツ警備員」であり、どちらも仕事の出来ない者同士です。
そんな二人が低レベルな争いをし、最後にはケンカになりそれを普通の警備員が止めるのです。
仕事の事ならまだしも、こんなくだらない事でケンカして他の警備員の仕事を妨げないで欲しいです。
警備員は色々な人が集まる分、意見の食い違いも多くケンカまでに発展しないまでも険悪な関係になる事もあります。
面倒な揉め事を起こしたくない人は、極力張り合わず受け流していますが、中には真正面から受けて自分の意見を押し通すからケンカに繋がるのです。
働くうえで人との付き合いを断絶する事が出来ない以上、いかにうまくやり過ごすかという事をもう少し考えて欲しいと思います。