細密巡回でケガをする人の特徴

警備員が夜中に建物内を巡回していて、ケガをする人がいます。同じ職場で勤務していると、だいたい同じ人が毎回ケガをしている様な・・もしかしたら巡回に限らず日ごろからケガをする様な人は何か特徴があるのかもしれません。

スポンサーリンク

細密巡回中にどんなケガをするのか

施設警備員でケガをした人を今まで何人も見てきました。

幸い、命を落とすような大きな事故には巡り合っていません。

 

施設警備員でケガをするようなものは何があるのでしょうか。

 

警備員がケガ、と聞くと

「夜中の巡回中に侵入者に襲われる」

というイメージがあるかもしれませんが、10年以上警備員をしてきて侵入者に遭遇した事はありません。

地域や勤務場所にもよるかもしれませんが、余程の危険な場所でない限り、警備員が人に襲われる事は無いと思います。

 

では、どういった状況でケガをするのかというと

 

夜中の巡回中に発生する事が多いです。

 

私の周りで隊員さんがケガをした例は、ほとんど夜中の細密巡回中の出来事でした。

そのケガの内容は

・物に頭をぶつける

・床で滑って腰を強打する

・段差に躓いて足を挫く

これらが件数的に多いですね。

 

入院するほどではないですが、半年に一回くらいは報告を受けていると思います。

ケガをする人の特徴はあるのか

ケガをするのは隊員さん全員ではありません。

10名以上いる隊員さんのうち、ケガをよくする人は実は同じ人が多いのです。

 

年齢は若い隊員さんから高齢の隊員さんまで様々です。

一見、高齢者の警備員さんが多い様な気もしますが、そうではないんですよね。

 

同じ人が良くケガをする、という事は

 

「おっちょこちょいな人ほど良くケガをする」

 

これに尽きると思います。

周りをよく見ていない人や、歩いている時に何か別の考え事などをして「ぼーっ」としていてケガをするようです。

毎回同じ順路であっても、周りに気を使わないで歩いている様な人は危険な事に気がつかずにケガをするのです。

 

私自身でもたまに考え事をしながら巡回している事がありますが、ふと足元に物が落ちているのに気がついてびっくりした事があります。

年齢に関係なく、歩くときは周りに気を付ける必要がありますね。

昼と夜とでは景色が変わるので注意が必要

警備員が夜中に巡回する時、昼間とは全く違った景色になります。

経験者なら分かると思いますが、昼間の通路と真夜中の通路は景色がガラッと変わります。

 

明るい時間には見えていたものが見えなくなり、ちょっとした段差でも夜中だと躓いたりするものです。

昼と夜とでは景色が変わると分かっているのに、考え事をしながら歩いたり、周りに注意をせずよく見ないで歩けばそりゃケガをしますよね。

 

以前にも、建物内の廊下をワックスがけしたばかりの場所を、注意もせずに歩いた年配の警備員が滑って尻もちをついたそうです。

その隊員は清掃担当が悪い、と一人で文句を言っていたそうですが、清掃をした事を分かっているのに慎重に歩かなかったこの隊員の方が注意力不足だと思います。

 

警備員は巡回時に危険な箇所を見回ったりします。

毎日歩いているから自分は大丈夫、なんて何の確証もない勘違いをせずに「ケガをするかもしれないから注意する」という気持ちで見回って欲しいと思います。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク