高齢者は基本的に新しいものが苦手です。新しモノの多くが機械的なものが多く、代表例はパソコンでしょうか。このパソコンも警備業界では色々導入されており、機械警備のセットをパソコンで行う所もあります。そして高齢警備員はパソコンが苦手なので、機械警備のセットが出来な人もいるのです。
機械警備のパソコン導入は今や当たり前
多くの警備業界でパソコンを導入している現場があります。
私も配属した現場全てで、業務にパソコンを使用していました。
パソコンの使い方も様々でしたが、商業施設では機械警備のセットをパソコンで行っていたのです。
他の現場では機械警備そのものを使用していない所もありましたが、それ以外の業務としてパソコンを使用していました。
そしてパソコンを使用するすべての現場で共通している事が一つ
「年金を受け取るような世代の高齢警備員は、殆どがパソコンが苦手である」
という事です。
もともと定年前ではパソコンが職場に無い時代の人達で、更に歳をとると機械的なものを理解するのが苦手になるのか、操作を習得していません。
そのまま定年を迎え警備業界に入ってきても、そこからパソコンの操作を覚えるのが困難であるのは、ある意味仕方のない事なのかもしれません。
警備業界で今後もパソコンが導入されるのは、何も警備業界に限った事ではなく世の中がそういった流れになっているだけの事で、ただその流れに従っているにすぎない事だと思います。
今時の警備員はパソコンが使えて当然
今ではパソコンは家庭に一台、と言いうよりは一人一台になってきているのではないでしょうか。
一昔前では、車がそう言われていましたが、社会の高齢化が進み高齢者が車を手放すようになってくると、一人一台というのは「昔の話」となっていくのかもしれません。
そんなパソコンが一人一台になってくると、だれでも操作が出来るのが当たり前になるのでしょうか。
職場でパソコンが導入されるのは当たり前な時代なので、警備業界でも一人一台とまではいかないにしても、職場のパソコンが使えるようになっていないと、警備員にすらなれないかもしれませんね。
しかし、今ではパソコンよりもスマートフォンの方が普及率が高いので、いつかは機械警備がスマホで出来る様になっていたりして。
といっても、高齢者の人はスマホですら使いこなせていないので、いづれにせよパソコンやスマホなどが使えないと、警備員の仕事すら出来ない時代が来るかもしれません。
避けては業務出来ないので覚えるのみ
今、年金を貰っている世代の多くの人がパソコンを使いこなせていないと思います。
そしてその世代の多くの人が、今現在警備員の仕事に就いていると思います。
今のところ、警備業界ではパソコン操作が必須ではない職場も多いので何とかなっていると思いますが、もしかしたらこの先10年もしないうちに、警備員もパソコンやスマホ操作が必須な時代が来るかもしれません。
その時、パソコンやスマホが操作できない高齢警備員はどうなってしまうのでしょうか。
聞いた話ですが、建築関係の仕事で昔は図面を引いていた建築士がCADの登場で、パソコンが使えない建築士が職を失ったと聞いた事があります。
そこまで本当の事は分かりませんが、新しいものについていけないと仕事も満足に出来ないのだと思い知らされました。
もしかしたら警備業界も近いうちに、こういった新しいものについていけない人は、退職を余儀なくされる日が来るかもしれません。
そうならない様に、仕事の為に新しいものを苦手だからといって避けるのではなく。難しいながらも学んでいく努力をしていかなければなりません。