施設警備員が元旦の日に朝から出勤して働くのは現場によってはそれはもう地獄のような忙しさになる

多くの警備員という仕事をしている人は、正月休みなんてものは無いのではないでしょうか。交通誘導警備にしても施設警備も配属先の現場によっては、それこそいつもよりも早めに出勤して、元旦の開店準備に大忙しだと思います。特に大型商業施設の場合は、開店前から初売りの商品狙いのお客様が入り口の前や、駐車場に列をなしているのを捌くのにそれは大変だと思います。

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大型商業施設の元旦に働く警備員

今でこそ、配属先の現場は変わっていますが、施設警備員として元旦の仕事と言えば忘れもしない、大型商業施設の元旦の勤務です。

恐らく施設警備員で元旦勤務と言えば、この現場ほど忙しい所は無いでしょう

 

施設警備員として勤務してきて、今でも鮮明に覚えている仕事の一つです。

いままで、お正月に大型商業施設へ初売りの商品を買いに行った事が無く、施設警備員として勤務する様になって、初めて元旦の大型商業施設というものを経験したと思います。

 

お店側の人間の一人として、元旦の開店前の様子は、お店の人だけでなく警備員もピリピリしています。

開店時間になったら手動で自動ドアを開け、お目当てのお店までダッシュで向かおうとするお客様に

「走らないでください」とお願いするのですが、殆どの人が警備員や従業員の声に耳を貸す人は居ません。

 

商業施設の規模が大きければ大きいほど、お店の出入り口の数も多くなるので、各出入り口に警備員や従業員を配置するので、この日だけは全ての警備員が休みではなく、半ば強引に出勤になるのです。

前日の勤務者でさえ、残業として午後まで仕事になる事が殆どでした。

 

開店後は店内は大勢のお客様が通路に溢れかえるので、警備員はまだまだ活躍するのです。

店内はすれ違う事も出来ない程

テナントによっては、人気の福袋などを目当てに何百人も並ぶ事があります。

この時、テナントの従業員だけでは人手が足りない為に、施設側の従業員や警備員が列を整頓したり、また「最後尾」のプラカードを持って安全に列に並ぶよう促します。

 

記憶ではプラカードを持つ警備員さんは、警備員さんの中でも比較的経験の浅い人が多かったように思います。

資格を取得している様な警備員さんや、その現場で仕事の出来るほうの警備員さんなどは、館内を巡回したり、防災センター内でカメラを確認、または通常の業務に従事したりして、いわゆるいつも通りの勤務に入っていました。

 

当時は、出来れば大晦日の日に仕事に入れてもらえるようにお願いしていたので、元旦の日は通常の業務ではなく、元旦要員として働いていました。

まあ、午後になれば帰宅できるので、多少忙しくても「あと少しで帰る事が出来る」と言い聞かせる事で我慢できたものです。

殆ど人が来ない受付の現場

この様に、大型商業施設の元旦ともなると、警備員は総出で仕事に駆り出されるのが当たり前、のような空気でした。

しかし、大型商業施設以外の現場へ異動した後は、それはもうラクな現場だと驚いたものです。

 

元旦などの大型の連休でも、いつもと変わらないかもしくはいつも以上に人の往来が無くなり、館内は人が殆どいなくなる様な所もありました。

施設内も静かで、現場によってはその日の勤務の人たちと警備室で鍋を作る事も出来るほどです。

 

いつもなら各人が自分で昼食を用意する所、元旦だし人もほとんど来ないから、という事で、鍋を作って皆で一緒にとはいきませんが、交代で食べたりしました。

まあ、これは現場の警備員同士の雰囲気や、警備室で食事を作る事が出来る環境などが整っていないと出来ない事ですね。

 

この様に施設警備の現場によっては、元旦とはいえ人の往来などが大きく異なり、いつも以上に忙しくなる所もあれば、いつも以上にヒマになる所があります。

これで給料が同じと言われると、そりゃ文句が出ても仕方ありませんよね。

 

配属先一つで、その後の警備員としての仕事のありようが変わるので、自分に合った現場で働きたい、というのは当然の事だと思います。

今年も今の現場で無事に働き続けられる事を願っています。

 

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