交通誘導警備業務には工事期間などを理由に繁忙期や閑散期というものがあるかもしれませんが、施設警備業務にはそういった期間はほぼ無いと言えます。基本的に建物を管理する仕事なので、せいぜい施設内の訪問者の多い時期くらいしか変化はありません。閑散期に仕事が無くて困る、という不安が無いだけ施設警備員の方が恵まれているのかもしれませんね。
閑散期に仕事が無く収入が途絶える
警備の仕事によっては、閑散期に入ると仕事が無くなりその期間は収入が減ってしまう、という事もあり得るようです。
この警備業務は交通誘導警備業務が顕著で、他の警備業務ではあまり聞きません。
交通誘導警備業務は、工事現場などの車両の誘導業務が多く、工事現場の仕事は年間で繁忙期と閑散期がある様です。
繁忙期は休みが無くなるほど稼ぐ事が出来るようですが、閑散期になると働きたくても仕事が無い為にどうにもならない様です。
警備会社によっては、警備員をバランスよく手配して、その月に稼ぎが全くない警備員が居ない様に気を付けている所もある様ですが、全ての警備会社がそうとも限らず、苦労している警備員さんも居るようです。
そうかと思えば、施設警備業務は閑散期というものに影響される事が殆ど無いので、年間を通して安定した仕事に就けます。
仕事が毎日安定してある施設警備
施設警備員は建物を管理する仕事をしています。
工事現場の様に工事期間が終われば、警備員の仕事も無くなるという事は無く、建物がある限り、契約が続く限り警備員の仕事は無くなりません。
しかし同じ警備員の仕事でも、交通誘導警備と施設警備とでは、業務内容は全く異なり、更に給料も若干違います。
理由は色々あると思いますが、1日当たりの給料で比較すると、交通誘導警備さんの方が若干多い様に感じます。
毎日現場が変わったり、閑散期になると仕事が無くなったりと、安定していない分、施設警備よりも給料が高めになっているのかな、と勝手に想像しています。
警備員の仕事を始めようと思っている方で、これらの事を考慮しておかないと、入社してから後で後悔する事になるので、気をつけないといけませんね。
業務内容によって苦手分野がある
交通誘導警備と施設警備は業務の内容が大きく異なるとお話しましたが、これらの仕事は人によって苦手な分野もあったりします。
施設警備に限っていうと、交通誘導警備業務よりも人と接する機会が多いと思います。
配属先の施設にもよりますが、商業施設や病院などの場合だと、巡回しているだけで相手から話しかけられる事が多々あります。
施設に関する事だったり、クレームだったり内容は色々です。
交通誘導警備業務でも人と接する事はあるかと思いますが、施設警備の場合は建物内にいるお客様から声を掛けられる事が前提で巡回しているともいえるので、頻度は圧倒的に多いと思われます。
人と話すのが苦手だとか、外の勤務はイヤだ、など人によって自分には向いていないだろうな、と思う事があると思います。
交通誘導警備業務と施設警備業務は、それぞれの業務がある意味両極端でもあると言えるので、警備の仕事をやろうと悩んでいる時は、自分が苦手とする事と、それぞれの警備業務がどういった仕事をしているのか、という事を事前にしっかり調べておく必要がありますね。