コミュニケーション能力の高い人は警備員の仕事に向いています。警備の仕事は人と関わりが少ないので誰でも出来ます、なんて触れ込みをたまに見掛けますが、警備員の多くの仕事は人との関わりを必要とする仕事です。この時に、コミュニケーション能力の高い人が警備員の仕事に就けば、現場で活躍できること間違いなしなのです。
警備員は人と接する仕事が多い
警備員の仕事は、お客様と会話をする機会の多い仕事です。
施設警備に限らず、交通誘導警備もドライバーや歩行者など、会話をする事があるでしょう。
警備の求人などにまれに「人と接する事が無い仕事です」なんて触れ込みがあったりしますが、警備業務でその様な状況はむしろマイノリティーで、殆どの警備員の仕事は、人の対応が発生する仕事だと思って良いでしょう。
ただし、現場によって人の対応する人数や機会は異なりますがね。
その為、コミュニケーション能力の高い人が警備員になるというのは、とても意味のある事だと思います。
警備員として仕事をしてきて、コミュニケーション能力の高い人が沢山いるのかと言えば、実際はそれほど多くはありません。
まあ、最低限人と普通に会話が出来れば十分だと思います。
しかし、中には明らかに極度な人見知りや、普通の人より人と接する事が苦手な人が、警備員の仕事をしているという状況も珍しくはありません。
過去の現場でも、10人の警備員さんの内、1~2人くらいはコミュニケーション能力が普通の人以下、という人でした。
相手に分かり易く説明できる人
警備員にコミュニケーション能力が求められる理由の一つに、相手に分かり易く伝える必要がある、という事です。
世の中の多くの人から見て、警備員という仕事は社会的地位の低い仕事です。
そんな状況で、警備員と会話をした時、警備員が言葉に詰まりながら会話し、更に何を言っているのか分からなかったら相手が怒ってしまう事もあり得ます。
普通に仕事をしていても罵倒される事がある中、会話をして内容が伝わらないと
相手がケンカ腰になるかもしれません。
そんな時に、相手に分かり易く内容を伝えられれば「お、この警備員やるな」と思われるかもしれません。
「警備員なんてどうせ・・」と思っている所にコミュニケーション能力の高い警備員さんが理解しやすい説明をすれば、そのギャップにさぞ驚く事でしょう。
同じ職場内で、お客様への説明をする時に、どうしても上手く伝えられなくて相手を怒らせてしまった警備員さんもいました。
やはり、相手に分かり易く説明をする、という事が出来るのはその人のスキルでもあるのです。
絶対に必要とは限らない
警備員の仕事をする上で「必ず」コミュニケーション能力が高くなければならない、という事はありません。
警備員の仕事は人と会話し、相手に内容が伝わる事を心がける必要がある、という事を理解さえしておけば良い、という程度で良いと思います。
そのうえで、コミュニケーション能力が高い方がなお良し、というくらいです。
人と一般的な会話が出来、会話をする時に内容がほぼ伝われば良いという事です。
警備員の中にはこの標準よりも劣る人がおり、相手に内容が伝わらない事でトラブルになる、という事が実際にあるので、コミュニケーション能力が無いよりはあった方が良いという事なのです。
まあ、多くの警備員さんは「普通」にお客様の対応は出来ていると思われるので、そこから更に
「如何にして相手に理解されやすく説明するか」
という点に気を遣えば、更に接客の対応が向上すると思います。