施設警備員は巡回があります。店内巡回や細密巡回・・そのさまざまな巡回の中で警備員が手に触れるものがたくさんあります。巡回中に白手をしていても完全ではありません。普段巡回時に何を触っているか自覚、または注意していますか。
警備員は感染確率が高いかもしれない
警備員が業務中にコロナに感染したというニュースはあまり見かけません。
これはただ表に出ていないだけなのかは分かりません。
もし普通の人よりも「警備員という職業の者」が仕事中に感染したのなら、「また警備員が・・」という感じで叩かれるようにニュースになっているかもしれませんね。
先日、細密巡回中に階段の手すりを触った時にふと思いました。
「あ、このてすり大勢の人が触ったかもしれないのに何の気に無しに触ってた。」
別に手すりが汚いわけではありません。
普段から巡回中に気にせず触っていたあらゆる物は、意外と危険なのかもしれない、と。
警備員は日中の巡回や、夜間の細密巡回など、建物内の色々なものを触っている場合が多いです。
いくら入り口でアルコール消毒を心がけていても、誰が触ったかわからないモノに触れていたら意味がないのでは、と。
そんな巡回時に触るものですが、細密巡回しながら目の前にあり普段無意識に触っているものを意識してみました。
巡回時に触るものって何だろう
店内巡回や細密巡回の時は、ほぼ同じルートの場合が多いです。
しかし、細密巡回の時はテナントに入る場合があるので、店内巡回の時以上に触れるものが多いかもしれません。
しかも今の現場では、テナントは無いのでほぼ細密巡回限定になります。
壁、階段手摺、各部屋の電気のスイッチ、エレベーターのスイッチ、ドアノブ、窓のクレセント錠、窓、ガスの元栓、各電気製品設備・・
すぐに思い当たるものとしてこれだけあります。
普段細密巡回をしていて、毎回すべて触るわけではないですが、大勢の人が触れたたくさんの物を警備員は触る事になるのです。
仕事でなければ、触る必要はないのですが、警備員の業務上誰が触れたかわからないものを触らなければならないのです。
限られた範囲内の物であれば、特定できる人物も狭くなりますが、大きな施設内であらゆるエリアの物などを触るという事は、感染リスクも高いですよね。
にもかかわらず、うちの現場でもそうですが、警備員が感染した・・という話題を耳にする機会は少なくないでしょうか。
それほど感染とは縁遠い場所で我々は働いているのでしょうか。
そんな巡回ですが、現場によっては細密巡回時に白手袋を着用している所はあるのでしょうか・・。
素手での巡回と白手着用での巡回
商業施設など、お客様の見える時間帯の巡回いわゆる「店内巡回」の時に白手袋を着用するのは当然です。
しかし細密巡回など、閉店後に誰もいない施設内を巡回する時は白手袋はつけないところも多いと思います。
私が経験したところでも、営業時間中は着用・・閉店後は素手・・という仕組みになっていました。
今の現場では店内巡回は無いので、細密巡回時は素手です。
ここで素手か白手袋着用かで感染リスクに違いがあるかもしれません。
手袋をしていれば、ウイルスが素手に着く事も無いでしょうし、万が一手袋であらゆるところを触ったとしても、体内に取り込む可能性も少ないでしょう。
うちの現場でも稀に、細密巡回時に白手袋を着けていく隊員もいますが、別に感染症対策の一環としてやっているのではなく、軽い潔癖症から来るものです。
ですが、その潔癖症が感染症対策になっているのも事実です。
今の季節は白手袋を寒さ対策として利用する事も出来ますが、感染症対策として着用するのも大いに役立ちそうです。