帯革がゆるゆるなだらしのない警備員

先日、ウチの隊員さんで帯革をだらしなくつけているのを見かけて指導しました。まだこの現場へ来て日の浅い隊員さんでしたが、よその現場での経験があるにもかかわらず、正しい身に着け方を知らなかったようです。

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帯革の付け方を知らない

警備員の制服で帯革というものがあります。

会社によって制服が違うので、帯革が無い警備会社もある事でしょう。

今まで経験してきた警備会社は帯革のある会社だったので、身に着け方を知っていますが、警備員になりたての人や帯革というものの付け方を知らない人にとっては

 

「ベルトが2つもあるなんて面倒くさい」

 

という認識しかないでしょう。

「帯革」とは色々な装備品を身に着ける時に使うものですが、警備員にとっての装備品は無線機やキーケース、警戒棒(警棒)など、業務に必要な所持品をこのベルトを通して装着します。

 

なので、業務中にこの装備品を身に付けない警備員は帯革は必要ありません。

会社単位で帯革を身に着ける届を出していない警備会社は警備員に帯革を渡していません。

そうなると、警備員でも帯革を知らない人がいてもおかしくありません。

 

施設警備員は業務で使用する装備品が結構あるので、どこの警備会社でも帯革を渡していると思います。

にもかかわらず、ウチのその隊員さんはまともな帯革の身につけ方を教わっていなかった様なのです。

新任研修でろくに指導もせずに現場へ投入したのだと思われます。

 

まあ、会社へ指導の在り方のクレームを入れても仕方がないのでその場で帯革の付け方を指導したのです。

だらしのない付け方

帯革の身に着け方を知らない人は、自分が間違っているとは気づきません。

空気の読める人は、先輩警備員の姿を見て「あれ、自分間違ってる」と気づくかもしれませんが、今回の隊員さんはそういった人ではありませんでした。

 

新人さんが来た時に、帯革に限らず色々と業務に関する事で、先輩警備員など周りを見た時に自分が間違っている点や気づく事など、人から言われなくても「あっ」となるタイミングがあります。

私はなんとなくそういう点も見ており、周りにどれだけ早く気づいて反応できるか、さらに要領の良さや身だしなみの気の使い方などを観察しています。

 

それらを初日で判断して、今後の指導のペースや何を重点的に学ばせるか決めています。

しかし、新人でなくよその現場から来た隊員さんだと、ある程度警備員としての知識を経験してからここへ来るので、中々初めから指導するのは難しいです。

 

今回の様に他所の現場から来た隊員さんは、前の現場で一通り経験してから来ているので、改めて業務や身だしなみの指導をしてもなかなか元には戻りません

 

それがだらしのない身に着け方だとしても同じです。

一応今回は指導しましたが、本人が周りの隊員さん達を見て「自分が間違っている」と気づいてくれれば良いのですが。

太っている警備員はうつくしい

だらしのない身に着け方について、今回の隊員さんがやらかしていた身に着け方は、ぶかぶかの状態で帯革を纏っていたのです。

 

バックルの穴がゆるゆるな状態で、前に垂れ下がっていました

この例は間違った例でも良くあるパターンですね。

お腹周りがきつくなるからと、ゆったりとした装着をするのですがこれは非常にみっとも無い身に着け方の一つです。

 

痩せている人がこの着け方をすると、よく目立ちます。

お腹周りが出ていないので、帯革の装着が丸見えです。

しかし、太っている警備員さんの帯革を見ると意外としっかり身にまとっている様に見えるのです。それは

 

「太り過ぎて帯革が見えないか、バックルの通し穴が限界で逆にキツキツ」

 

になっているからです。本人からしたらキツクて大変なのかもしれませんが、これが奇跡的に周りから見て「ピシッと身に着けている」と美しく見えてしまうのです。

まあ、全ての太っている警備員さんが美しく身に着けているかどうかは分かりませんが、今まで見てきた太っている警備員さんはみな、偶然にも帯革がお腹周りに隙間なく通っていて、正しくに見つけている様に見えました。

 

今回の隊員さんは体系がやせ型で、それに加え身だしなみに関してやや気の利かないタイプだったのでだらしなく着ている事に目が行きました。

業務を覚える事も重要ですが、身だしなみに関しても気を使える様にして欲しいですね。

 

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