新人の警備員はまだ現場に慣れていないので、細密巡回など教えてもすぐには覚えられません。しかし、研修期間が終わり、いざ現場に正式に配属されたらもう一人で巡回するしかないのです。なので完全に覚えるまではどうしても時間内に巡回を回る事が出来ません。
ここの現場は細密巡回を覚えるがやや大変です。
商業施設のレストラン街の厨房の火気点検などと比べるとマシかもしれませんが、ルートが完全に決められているので道順を覚えるのに苦労するようです。
幸い自分は商業施設の細密巡回で慣らされてきたのと元々記憶力には自信があったので、ここへ配属されてもそれほど苦労せず覚える事が出来ました。
しかし、そういった現場を経験して来ていない隊員や、警備業が初めてのような人はかなり面食らうようです。
ここの巡回以外の業務が楽なだけに、そのギャップも大きいようですね。
中には要領の良い人や予習復習がしっかり出来る人はすんなり覚えていきますが、不器用な人は中々覚える事が出来ません。
最近ここへ配属されてきた新人は2.3人いましたがみんな要領の良い人で、現場の指導する隊員たちも苦労なく育ちました。
覚えの悪い新人さんだと、指導する隊員が苦労します。
研修といわれる限られた時間内しか教える事が出来ず、それが終われば覚えていなくても独り立ちしなくてはなりません。
そうなると新人さんも不安ですし、一緒に入る隊員もずれた業務を修正するのに苦労する事になるのです。
なのでそうならない様に、限られた期間内に詰め込むようにして教えるしかないのです。
ここで要領が良いか悪いかで期間内の出来に違いが出ます。
何年もやっていると、新人さんの初日の動きでどちらのタイプか分かるようになりました。
なので分かった時点でどのように教えるか・・
その人にあった指導の仕方をしていきます。
ここ最近は覚えの早い新人さんに恵まれて私を含め、現場の隊員も非常に助かっています。