商業施設に勤務する高齢の警備員さんが、万引き犯から暴行を受けたというニュースを見かけました。50代の男が70代の警備員さんに捕まる際に暴行したそうです。商業施設で勤務していると、警備員はこういった場面に遭遇する可能性があり、気を付けないとケガで済まないかもしれないので注意が必要です。
万引き犯が警備員に暴行
施設警備員が勤務先の施設で暴行を受けるという事件が先日あったのをニュースで見かけました。
該当施設で万引きをした犯人が、警備員に取り押さえられる際に押されただとか、叩かれたなどというのは流れとしてあり得ます。
今回見たニュースはまたしても高齢の警備員さんが負傷したという事でした。
50代の万引き犯に対して70代の警備員。
犯人が比較的若く、その対応に当たった警備員が70代を過ぎた様な高齢、というパターンはもはや日常化しているとも言えます。
この様に、現場で働く警備員が高齢化しているのは全国的に珍しい事ではなく、しかも犯人側が警備員よりも若いとなると、被害に遭う警備員も負傷する可能性が上がります。
そもそも犯行をした者が「あそこの施設はジジイの警備員しかいない」
と予め自分よりも警備員の方が体力的に劣ると知ったうえで実行しているのであればタチが悪いと思います。
施設警備員は対応する時に注意
警備業界は高齢の人も多く、それは周りの現場を見ても一目瞭然です。
会社にもよりますが、入ってくる新人さんは60歳を過ぎた高齢の人ばかりで、40歳以下の新人警備員さんはここ何年も見ていません。
プライベート時に外出先の商業施設でも、高齢の警備員さんが店内巡回をしているのをよく見かけます。
それほど世間の人にも高齢の警備員さんが沢山活躍しているというのが知れていると思うので、こういった犯行が計画的に起こってもおかしくありません。
そうなると施設警備員さんはこういった犯罪が起こりえる、と理解して仕事をしないと非常に危険ですね。
相手はこちらの事を分かって犯罪をしているかもしれない、というのは高齢化が進んでいるからこそ言えるのではないでしょうか。
もともと商業施設で勤務する施設警備員は、万引き犯や盗撮犯など警備員が声を掛け同行を求める機会がある現場です。
犯行をしたかもしれない人物を目の前にして対応をするので、細心の注意が必要です。
こういった犯罪は今度も増えると思われるので、商業施設の勤務に限らず施設警備員さんは日頃から気を付けなければなりません。
危険な仕事に見えるがそうでも無い
この様な事件を見て「施設警備員って危険な仕事なんだ・・・」と思うかもしれませんが、この様な事件に遭遇するのは本当にまれだと思います。
こういった事件をニュースで見かける度に思うかもしれませんが、現場で勤務しているとよほどそういった事件に巡り合う事は稀です。
よほど大きな施設で、地域の治安も良くない様な現場なら事件の発生頻度も高いかもしれませんが、多くの商業施設は毎日何事も無く平和な日が多い仕事です。
そして、事件性の事案が発生した時は、他の警備員さんとも連携して事に当たるので、通常は警備員や従業員の応援を呼んで大勢で対応するハズです。
しかも事件性の事案と分かれば、警察へ通報して警察官を呼ぶ事になるので、よほど警備員が犯罪者の正面に立ちふさがる事は無いと思います。
ニュースに上がる度に、警備員が負傷して警備員の仕事は危険だという不安をあおる形になってしまっている様な気がしますが、毎日危険な場面に遭遇するわけでもありませんし、通常一人で対応する事も無いハズです。
もし施設警備の仕事をするかどうか悩んでいる人は、どうか安心して欲しいですね。