ネットなどを見ていると、警備員の平均年収が載っていたりします。ちなみに一番年収が高いのは「交通誘導警備」さんらしいです。高いと言っても数十万円位の差しかないので、その金額差に惹かれて交通誘導警備員を選ぶと、後で後悔するかもしれません。
施設警備は平均年収が低い
今施設警備員として勤務していますが、絶望的に給料が低い、という印象はありません。
こんなに給料が低いのなら、他の警備会社へ行こう・・とまでは思っていません。
まあ、これは他の会社の現場と比べる事が出来ないので「今の現場が一番」と思っているからなのかもしれません。
そういう意味では、今の現場は給料が多少他よりも低くても、その分仕事量は圧倒的に少ないといえるので、納得はしています。
そんな施設警備の年収ですが、どうやら交通誘導警備よりも低いらしいです。
ただし、これは年間で施設警備員と交通誘導警備員が同じ位の日数働いた、という前提だと思います。
交通誘導警備業務は聞く所によると、仕事が不安定で月に数回しか仕事に入れない時もあったり、天候で仕事がキャンセルになったりと平均値が取りにくい分類の仕事です。
なので、同じ位の出勤日数で計算すると、施設警備よりも交通誘導警備の方が稼ぎは良いようですね。
仕事が不安定だと給料が高くなる?
交通誘導警備業務は外での勤務で職場環境は過酷です。
夏は暑く、冬は寒い。
しかも、長時間立ちっ放しである現場が多く、高齢者の多い業界の仕事の中でも年配の警備員さんが多く所属している仕事でもあります。
その為、求人も多く人が足りない為に、自然と給料も上がっているのかもしれません。
そうかと思えば、仕事は不安定です。
交通誘導警備業務は不安定なぶん、給料が高いのですが、その不安定さから施設警備員と同じ日数働く、という事が難しいので現実の年収で見るとかなり低くなってしまうようですね。
反面、施設警備員は仕事は常駐型なので、一度配属してしまえば問題を起こさない限り毎日仕事はあります。
その分、交通誘導警備よりも低い給料のようです。
不安定だが毎日仕事があれば高い年収の交通誘導警備。
安定して仕事があるが低い年収の施設警備。
どちらも一長一短といえるでしょう。
仕事のキツさも関係していたりする
交通誘導警備は不安定だが給料は高い、施設警備は安定しているが給料は低い。
これだけで、給料の高い交通誘導警備を選ぶのは危険です。
警備員の仕事は交通や施設の分類以外にも現場によって仕事のキツさが大きく異なります。
交通誘導警備の現場のキツサの違いは経験が無いので分かりませんが、施設警備は現場によって大きく異なります。
そして更に、施設警備業務と交通誘導警備も仕事内容が大きく異なります。
まず「屋外」と「室内」という点と、1日中「立ちっ放し」かそうで無いか。
同じ警備員の仕事といっても分るが異なると、仕事のキツさも変わります。
外の仕事を気にしない人もいれば、足が悪いので立ちっ放しの仕事が出来ないなど、個人によって得手不得手があります。
仕事もお金だけで決めるのではなく、自分にあった仕事なのかという事を考慮しないと後で後悔する事になってしまいますね。
警備業界の年収は全国の平均年収よりも低いです。
だからといって年収だけで仕事を決めるのは危険だというのは、何も警備業に限った事だけではありませんよね。