施設警備員は、配属された多くの同僚の警備員と協力して仕事をしています。巡回を交代する時に引き継ぐ内容や、受付で特定のお客様に関する注意事項など、一人の働いていてはとても対応しきれない業務を、協力して行っているのです。しかし、警備隊の中にはその「協力している」という意識のない警備員もおり、周りの警備員に迷惑を掛ける様な者もいるのです。
警備隊は一人では仕事が出来ない
施設警備に限らず、警備員という仕事の多くは他の同僚の警備員さんと協力して仕事を行う事が多いです。
施設警備員は特に広い施設で勤務するので、殆どの施設の現場では、複数人の警備員が配置され、その同僚と協力して毎日業務を行っています。
基本的に24時間、施設の管理を任されているという時点で一人のでの勤務は無理ですよね。
当直勤務とはいえ、食事の時間や休憩時間、又は仮眠の時間など業務外の時間が存在するので、その時間帯は他の警備員さんと交代で対応する必要があります。
ゆえに、施設警備員は他の警備業よりも、一つの現場に配属される警備員の人数は多く、その為に人間関係で揉める事も少なくありません。
人との付き合いが苦手な人は、お客さんの対応以前に、同僚でもある警備員との付き合いが必要になって来るのを忘れてはいけません。
同僚の警備員と一切のコミュニケーションを取らずに仕事をする事は不可能です。
協力して仕事をするとはどんな事か
業務を交代する際に、それまでどんな出来事があって、引き続き時にどんな事に注意をしなければならないか、など自分が対応していなかった時間帯の業務を引き続きする為の報告を受けたりするのです。
たったこれだけでも、同僚の警備員とのコミュニケーションが発生するのです。
何も聞かずに交代しては、重要なするべき業務をせずに大問題になる事もありえます。
それだけ警備員の引継ぎというものは重要なものなのです。
多くの場合、全ての業務に引継ぎというものがあり、巡回や立哨など業務の各部署で、警備員同士での交代がある限り必ず引継ぎは発生します。
これが協力して仕事をするという事なのです。
しかし、施設警備の現場で警備隊として 大勢の同僚と仕事をしているのにもかかわらず、中にはこの引継ぎもまともに出来ない警備員もいるのです。
引継ぎに時に伝えておく必要があるにも関わらず「異常ありません」と簡単に引き継ぎを済ませ、後になって
「誰だ、重要な引継ぎを伝えなかった奴は」
となり、該当するポンコツ警備員の名前が上がるのです。
引継ぎの重要性は言い聞かせてあるのに、伝えるべき事を忘れているのか、伝えなかったとしても、自分には影響が無いのでどうでも良いと思っているのか、度々忘れたりします。
もしかしたら「次の人に伝えるまでもない」と自分で勝手に判断している可能性もありますね。
最後には問題を起こし出禁に
引継ぎは、個人が勝手に「次の人に伝えるか、伝え無くても良いか」という判断をしてはいけません。
いくら些細な事でも、もしかしたら伝えなかった事で大問題になる事もあるので、必ず次の人に引継ぎをする必要があります。
毎回、引継ぎで伝えるべき事を伝えない人がいますが、そういう人に限って引継ぎの内容の重要さや、問題が起きた時にロクに責任も取れなかったりします。
事の重要さや、まともに責任も取れないのであれば、初めから伝えるべき事はちゃんと伝えておけば良いのです。
今まで、引継ぎで問題を起こす様な人はここで云う「ポンコツ警備員」な人ばかりです。
そしてそのような人は、度々同じ過ちを繰り返し、いずれはその現場からいなくなってしまっています。
要するに、警備会社か現場のクライアントから「出入り禁止」を言い渡されるのです。
まあ、何度言っても同じ間違いを繰り返して迷惑を掛ける様では、仕事である以上、何度も許される事はありません。
この様な人は、過去の職場でも同じ様な事を繰り返していると思われるのですが、なぜ何度も同じ失敗を繰り返して損をしているはずなのに改善できないのか不思議です。
どこの職場でも、似た様なトラブルを何度も発生させてきたはずなので、何か問題があった時に「周りの人が悪い」のではなく「問題は自分にある」と気づきそうなものですが。
そうして自分の悪い点を直せば、周りも受け入れてくれると思うのですが、今までこの流れで上手くいったポンコツ警備員さんは一人もいません。
警備員は決して一人で仕事はできません。
周りの警備員さんに迷惑を掛けない様に、協力して仕事を進めて行って欲しいですね。