施設警備員の方で、防災センター内の空調が壊れて大変な思いをした事のある方は見えますか。私な何度もそういった経験をしましたが、それは何の自慢でもありません。職場の空調が壊れると本当に大変なのです。
受付場から逃げられない
今まで防災センター内で空調が壊れて一番大変な目にあったのは、夏場のエアコンが壊れた時でした。
そもそも空調機が壊れて困る事が多いのは、むしろ冬よりも夏の方な気がします。
冬の時期はエアコンが壊れても代替えの暖房器具はありますが、夏場にエアコンが壊れると、代替えの物が何一つとしてありません。
扇風機では風は発生しますが室内の気温は下がりません。
警備員は防災センターや警備室で、24時間室内で仕事をしています。
暑いから寒いからと言って、その室内から出る事が出来ないのです。
更に室内には監視盤がたくさん置いてあり、室内温度が何もしていなくても上がるのです。
冬の時期にはあまり室内温度が上がる感覚はありませんが、夏場に空調が壊れた時は、機械熱と云うものを恐ろしいほど体験しました。
着込む事は出来ても脱ぐ事は出来ない
冬場に空調機が壊れてもそれほど大騒ぎはしませんが、夏場に空調が壊れた時はさすがに設備担当の人をまだかまだかと急かしました。
冬場に空調機が壊れても、代わりの暖房器具を入れるか、個人で出来る事は制服の下に厚着をする事でそれなりな対策は出来ます。
しかし、夏場にエアコンが壊れた時はどうする事も出来ません。
警備員は制服を脱ぐ事が出来ず、扇風機を用意しても部屋の気温は下がりません。
ましてや、室内には監視盤という熱を発する機械が沢山置いてあり、扇風機をつけても、暖かい空気をかき混ぜるだけです。
警備室内から出る事は出来ず、暑いからと言って制服を脱ぐ事も出来ず、あれ程何もできない状態だった事はありませんでした。
警備員が出来る事は何もないと痛感した出来事です。
何かしらの対策を考えておく事
警備員は設備担当でもないので何もできない。
そう思わずに何かできる事は無いでしょうか。
そう、意外と警備員でも出来る事はあります。
空調機は機械なので、定期的なメンテナンスが必要です。
余程業務用の空調機では中々手が出せませんが、家庭用のエアコンタイプの物なら掃除は出来るはずですね。
フィルターを取りはずしてホコリを取り除く、こんな簡単な事でもいいんです。
設備担当でなくてもどんな警備員でも出来ますね。
以前の現場では、夏場に空調機が壊れない様に業務用のエアコンや家庭用のエアコンなど、すべて設備担当の方に掃除のやり方を指導いただき、警備員で定期的にフィルター清掃をしていました。
まあ、それでも夏場になると一度は原因不明の水漏れなどが発生し、エアコンの調子の悪い状態が数日間続いたりしましたが・・。
掃除をしていても壊れる時は壊れる、という事です。
それでも定期的にフィルター清掃をしていなかったら、もっと酷い事になっていたかもしれないと思うと、やらないよりは良いかもしれません。
警備員は24時間警備室や防災センター内に詰めています。
その分、空調機は止まることなく365日稼働しているのです。
止まると一番困るのは警備員だと思っています。
そうならならない為にも、日頃から警備員の手でやれる事はやっておかなければならないと思いませんか。