警備員として働いてい居て、今までたくさんの人が警備の仕事を辞めていくのを見てきました。警備員の仕事を年齢でやめる人は少ないですが、年齢でやめる人がいないのにそれでも退職するという事はそれなりにな理由があるからです。しかもその辞めていく人に年齢はほとんど関係ないのです。
警備員は年齢で退職する事はあまりない
警備員の仕事をしてきて、今までたくさん退職する人を見てきました。
そもそも警備員は定年後に仕事を始める人も多く、平均年齢も高めの業界です。
そんな定年後に始める仕事で、形としては警備会社によって定年もある様ですが、これまで経験してきた警備会社で、規定としてある定年で辞めていく人はむしろ少数です。
殆どの人が会社規定の定年を超えても、警備員として働いていたりします。
なので、多くの警備会社で70歳や80歳の警備員さんが活躍しているのだと思います。
という事は多くの警備員さんがいくつになっても仕事を続けていけると思いがちですが、年齢に関係なく退職していく人も意外と居るのです。
年齢以外で辞めるその理由とは
警備員は年齢でやめる様な事は滅多に無いという事ですが、実際年齢の事がネックになって退職する、というよりもそれ以外で退職する人も意外と居るのです。
それは
金銭的問題と人間関係で退職する人が多い
という事です。
金銭的問題と人間関係は年齢に関係なく誰にでもあり得る悩みです。
警備業はあまり賃金が高くない業界です。
ひと昔前は手っ取り早く稼げる仕事だったかもしれませんが、今では最低賃金で人を雇う警備会社の方が多い印象です。
その為、人の嫌がる仕事というと名前が上がるほどです。
まあ人が嫌がる仕事、というと昔からそう思われていたかもしれませんがね。
そんな給料の低さから若い人は敬遠する仕事であり、また入社した警備会社が余りにも稼げなくて辞める人も居るようです。
そして人間関係ですが、警備業界は年齢の世代間が非常に幅のある業界です。
20代の人も居れば80代の人も同じ現場で働いています。
これだけ年齢差があるのに職場では同じ同僚として働き、場合によっては年下なのに先輩警備員、なんて事も・・・。
年齢が離れているという事は話も合わなかったりしますし、考え方も異なったりします。
そんな現場で働いているとそのうちギクシャクして仕事を続けられなくなり退職へ繋がるのかもしれません。
お金や人間関係のせいで仕事が長く続けられないのは悲しい事だと思います。
気難しい人が多い業界なのか
本当ならお金の事や人間関係などで悩む事なく仕事を続けていけるのが理想ですが、警備業界は賃金も安くそこで働く警備員との人間関係も難しかったりします。
お金に関しては求人などを見て希望に合った会社へ行けばまだ何とかなりますが、人間関係となると入社してみないと分かりません。
警備員は多種多様な人材が集まる業界なので「自分とはソリが合わない」という人もたくさんいます。
これは若い警備員さんや高齢の警備員さんすべてに言える事で、何も高齢の警備員さんだけが気難しいだけでなく、若い警備員でも変な人は居ます。
その様な人が、他の業界と比べても多いのかもしれませんね。
警備員なのに離職者が多いというのは、お金や人間関係という問題を抜きには考えられない業界なのです。


