現場で勤務していて、新人の警備員が配属される時毎回思う事があります。それは配属される警備員の年齢が若い方なのか、退職後の年金を貰う様な年配の方なのかです。それぞれ入社希望としての動機が違い、仕事に対する積極性が年齢によって違うからです。まあ実際に現場に来て研修してみないとどんな仕事先か分からないので、思っていたのと違う・・という感じで面食らうのは分かりますが・・。
現場の雰囲気が合わない
警備業界はそこで働く人の年齢の幅が、どの業種と比べても広いですよね。
下は18歳以上、上はそれこそ会社と本人が納得できるなら上限なし・・
年齢の幅が広いという事は、人の付き合いの幅も広がります。
20代の人間が70代の人間と共通の話をするのはなかなか難しいかと思います。
現場に居る人間の年齢層と見合わない年の人がそこに配属となると、とても肩身の狭い思いをする事になるでしょう。
そうなると若くても年をとっていても
同じ様な年齢の人間がいる現場に配属した方がお互いスムーズに溶け込む事が出来ると思います。
現場の雰囲気に合うか合わないかは
まずは似たような年齢の人がいるかどうかが問題になると思います。
幸いここの現場は30歳代から70歳代まで幅の広い隊員で構成されているので、どの年齢の人が来ても孤立する事は無いかと思います。
問題があるとすれば、配属されてきた人が「コミュ障」だといくらこちらが柔軟に接しても年齢に関係なく溶け込むことは難しいでしょうね。
年齢によって仕事がこなせるかどうか
また年齢に上限なし、というのは本人も会社も納得していないと出来ませんが実際そこで一緒に働く人間にとったらやや迷惑な話です。
高齢な警備員さんだと、体にいろいろな不調も出てくるでしょうし
「ちょっと今日は具合が悪いから仕事を休みます・・」なんて事になったら誰かが代わりに出勤しなければいけなくなってしまいます。
当直勤務を終えやっと帰る事が出来る、と思っていた隊員さんが今日もそのまま残って仕事・・なんてなったら可哀そうですよね。
体に不調が出るのは仕方がないですが、他のメンバーに迷惑をかけて迄働くというのは余りよろしくありません。
健康面で考えると年配者よりも若い年齢の方の方が、そういった心配をしなくても良いので若い世代の方が歓迎されるのではないでしょうか。
しかし若くてもいつもボーっとしていたり、余りにも太っていて人よりも歩くのが明らかに遅い超肥満体系の方だと表立って歓迎はされないと思います。
若くても年配者でも本人の性格次第
結局のところ若くても年配者でも
いかに普通の人であるか
が焦点になっています。
警備業界は色々な人間が集まる業種です。
年齢や性格など幅の広い人間が集まるので、人間関係にしてもいい事も有れば悪い事も有ります。
年齢からくる考え方の違いや、性格の不一致、長い時間同じ室内で過ごすのでお互いの嫌な部分も見えてきます。
若い隊員でも年配の隊員でも良い人もいれば悪い人もたくさんいます。
そんな中で長時間働く事になるので、その覚悟が必要です。
最近この現場に配属されてきた方は、40歳代から60歳代まで幅の広い方々ですが幸い普通の方ばかりで現場は本当に助かっています。
何回教えても仕事を覚えられない、同じミスを何回もする・・
こんな簡単な事も出来ない人間が本当に要るんだな、と思い知らされる様な人も配属されてくる中普通の人が来る、という事にありがたみを感じるのが警備業です。
現場ではみんな、新人さんを歓迎状態で待っています。
人が足りないと自分たちが苦しい思いをするのを知っているので、配属されてきた方にはみんな親切丁寧に指導しています。
仕事ができる出来ないは年齢に関係ないと思います。
その配属されてきた方が、どれだけ「頑張ろう」と思っているかが仕事に反映されていると思います。
指導している隊員側もそんな雰囲気が何となく伝わります。
現場での研修中にその態度で分るものです。
これから新しく現場に配属される方、現場で新人さんを指導する方・・
お互いが気持ちよく仕事できるような雰囲気を作れるとそこの現場は良い環境になると思います。