施設警備員の仕事場で駐車場がありますが、たまにお客様同士の接触事故の報告があります。一応現場へは行きますが、警備員は事故の対応はしません。こういう時は示談になるか、警察を呼ぶかをして対応は終了になります。
事故は全て警察へ任せる事
施設警備の仕事で接触事故は何件か対応しました。
対応と云っても、警備員に何が出来るのかと云うと何もありません。
お客様同士の接触事故の場合、警備員の出来る事と云ったら警察を呼びかほかの車両に対しての誘導位でしょう。
そもそも警備員に事故処理なんてできるはずもなく、どちらが悪いなどと判断できるわけもありません。
せいぜい、間に入って示談するのか、しないのであれば警察を呼ぶのか、といったお手伝いか話を聞くまでです。
もし、警察へ連絡して欲しい、と言われれば防災センターへ報告して、防災センターから最寄りの警察へ電話します。
しかしほとんどの場合が、お客様から110番通報して警察官を呼んでいた気がします。
当事者が電話した方が警察はすぐにやってくる場合もあります。
付近の車両誘導は警備員の役目
駐車場で接触事故が発生すると、大抵周りの車が通行できなくなる事が多いです。
車の出し入れの最中にぶつけると、その場で止まる事が多く、車両の移動ができない場合だと、そこで大渋滞が発生してしまいます。
そうなる前に警備員は状況を確認して、車両が移動できるのなら邪魔にならない所へ移動し、不可能であれば周りの車がスムーズに通過できるよう誘導作業に入ります。
敷地内の誘導であれば、施設警備員でも車両の誘導をしても問題ないので、即誘導業務に入ります。
駐車場内のごく狭い範囲での誘導なので、初めての施設警備員さんでもそれほど難しい事ではないでしょう。
周りでは接触事故が起きていると珍しそうに通り過ぎる車両もおり、2次災害が発生しそうになるので、警備員さん自身が引かれない様に気を付けましょう。
ケガ人がいる場合は最優先で対応
もし、接触事故などでケガ人が居たら「警備員は手出ししない」なんて悠長な事を言っている場合ではありません。
即、傷病者の手当てに入りましょう。
もしかしたら救急車が必要な状況になるかもしれないので、ケガ人をよく観察し、先輩警備員や防災センターへ報告した際に隊長の指示を仰ぎましょう。
決して自分の判断で行動してはいけません。
一刻を争うような状況になるかもしれませんので、ケガ人が居るかどうかの確認は、接触事故が発生した時に一番初めにやるべき事になります。
過去に接触事故の事案の対応をしてきて、救急車を呼ぶほどの大きな事故は経験した事はありませんが、事故対応時は必ずケガ人の確認が最優先事項でした。
高齢者の車の事故が増えつつある今、商業施設は高齢者の来客が多いので、こういった事故は今後も増えると思います。
身体も若い人よりも、ケガをしやすい場合が多いので、軽い事故でも油断せず慎重に対応しましょう。