施設警備員は夜間の勤務があります。全ての現場に夜勤があるとは限りませんが、多くの現場に夜勤がありその経験のある警備員さんも多いかと思います。その夜勤の仕事で一番大変な事というと、仕事よりもむしろ「眠気対策」では無いでしょうか。先日、夜勤の警備員さんが出入管理業務中に、居眠りをしている所も目撃してしまったのですが、もし自分が居眠りをしている夜勤の警備員さんを目撃した時どうしますか。
夜勤が眠くならない様にするには
夜勤の仕事の多くは夕方以降に出勤して、帰宅するのは朝では無いでしょうか。
この時間の大半は「普通の人が寝いている時間」です。
多くの人が眠りについている時間に、夜勤者は施設内で寝ずに建物を管理しているのです。
いつか、人が夜勤をしなくても機械が代わりに人と同じ様な仕事をしてくれる日が来れば、警備業でも夜勤という仕事は無くなるのでしょうかね。
そんな夜勤の仕事ですが、どこの現場も似た様な問題があります。それは
仕事中の居眠りです。
警備員は夜中の時間でも寝ずに、受付で対応したりモニターの監視などをしていると思いますが、睡魔に負けてつい居眠りをしてしまう人もいます。
なぜ、居眠りをしてしまうのかというと原因は様々でしょうが、居眠りをしない様にする努力も出来ます。
その努力の最たるものが、仕事前に十分な睡眠を取っておくという事です。
いくら強力な眠気覚ましのドリンクを飲んでいても、前の日に寝ていなければ睡魔には勝てないでしょう。
今まで一緒に勤務してきた警備員さんで、居眠りをしてしまう様な人に聞くと、多くの人が仕事前に十分な睡眠を取っていない事が分かりました。
そう、十分な睡眠に勝る対策は無いのです。
夜勤で居眠りしている人を見つけた時
以前、夜間の勤務をしている警備員さんが出入管理業務中に居眠りをしている所を丁度目撃していしまいました。
その瞬間、こちらに気付いたのか直ぐに起きたのでそれ以上何事もありませんでした。
この現場は、夜間に来訪者が一切ありません。
その代わり関係者が建物を出入りするので、出入管理業務はしていますがほぼ座っているだけに過ぎません。
ただ座っているだけの夜勤ほど恐ろしいものは無いでしょう。
何もする事が無いので、眠くなってしまうのは必須です。
そうならない為にも、夜勤の出勤までに睡眠を取っておく必要があるです。
にも拘らず、多くの人は仕事前に睡眠を取らずに夜勤に仕事に来るようです。
まあ、夜勤の仕事がただ座っているだけなので、最悪居眠りしてしまっても大事になるわけでも無いだろう、とタカを括っているのかもしれませんね。
そんな出入管理業務中に居眠りをしている人を見つけた時、毎回初めのうちは特に何も言いません。
自分でも居眠りする事はいけない事、と分かっているでしょうし、もしこれが何度も続くようであれば指導する様にしています。
居眠りが致命的な失敗に繋がらない現場でもあるので、そこまで厳しくしていないという訳です。
まあ、それでも仕事中に居眠りをするというのは決して褒められた事ではありませんがね。
居眠りでどんな問題が起きるか理解する
居眠りをしてしまう警備員さんに知っておいて欲しい事があります。
それは、自分が勤務する現場で、夜間の勤務中にもし居眠りをしてしまった時、どんな最悪な出来事になり得るか、という事です。
夜間でも施設内に出入りできる様な所で、出入管理業務中に受付場で警備員が居眠りをしていた時、その施設に入った不審者によってその施設はどんな被害を受けるのかという事です。
施設によっては、警備員が居眠りをしていたせいで高価な貴重品が盗まれてしまうかもしれません。
若しくは、その施設はICパスが無いと建物に出入りする事が出来ず、警備員が居眠りをしていてもそれほど大事にならない様な所もあるでしょう。
さらに、クライアントが警備員に対して非常に厳しく、居眠りが見つかると警備会社の偉い人が呼び出され、謝罪したり最悪契約金を下げさせられるかもしれません。
自分が勤務している現場が、どの様な現場なのかという事を理解したうえで「居眠りはいけない事」と肝に銘じて仕事をしないととんでもない事になるかもしれません。
だからといって、ゆるい現場だから居眠りしても大丈夫、という訳ではありませんがね。