防災センター内の業務は現場によって難易度が違い隊長クラスの隊員で無いとやらせてもらえない所も

施設警備員の仕事に防災センター内の業務があります。監視盤や現場の警備員に指示を出す様なポストでもあり、新人の警備員さんが初日からできる様な所ではありません。そんな防災センター内の業務ですが、現場によってはそれほど大変な所でない現場もあり、一言で防災センターといっても配属してみないとどれほどのものか分からない事もあるのです。

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防災センター内の業務とは

施設警備員は、防災センター内の業務を任される事が多いです。

防災センターとは、その施設で防火防災に関する設備が集約している所でもあり、緊急事態が発生した時、どこよりも早く情報が集まる場所でもあります。

 

そんな防災センター内の業務ですが、施設警備員がひとりは常に居ると思います。

警備員が防災センター内に居て何をするのかというと、センター内にある防犯カメラを見て、館内に異常が無いか確認したり、各種監視盤が発報した時に隊員に指示を出し対応に当たらせたりします。

 

監視盤の操作や隊員に適切な指示を出す、という役目から通常は「隊長クラス」の警備員がセンター内の業務に就いているのではないでしょうか。

以前勤務していた、大型商業施設でも防災センター内の業務は、隊長若しくは副隊長、または当直責任者の隊員さんしか業務に就いていませんでした。

 

施設警備員としてのある程度の経験と、警備員としての知識が無いと出来ないな、と彼らを見ていてそう思いました。

そんな防災センター内の業務ですが、現場が変われば意外と誰でもできる場合もあるのです。

現場によっては何もしない所も

大型商業施設では監視盤の数も多く、対応する事案も多ければ使い警備員人数も増えます。

よほどの経験者でないと、防災センター内の業務は務まりませんが、これが小さな現場になると、別に限られた警備員さんでなくても防災センター内の業務の対応ができてしまうのです。

 

小規模の施設の防災センターとなると、監視盤の数や発生する事案の数もグッと減ります。

規模が小さいという事は、来場するお客様の数が減る事でトラブルの発生件数も減り、設備の数も少ないので故障などの機械的な問題も少なくなります。

 

そうなると防災センター内でのやるべき事も大規模な施設よりなくなるので、それほど経験を積んでいない警備員さんでも業務が務まります

更に小さな現場では、とても防災センターと呼べるほどの設備も整っていない所もあり、防災センター内に警備員が詰めていても

 

「何もする事が無い防災センター業務」

 

な現場もあったりするのです。

これはもうただ座っているだけの業務となり、非常にラクな仕事となります。

施設警備員同士で会話をするとき、防災センター内の業務を経験している、と言っても業務に関した詳しい内容を聞いてみると、実は大きな経験の差があったりするかもしれないのです。

大規模な施設はたいていやるべき事は多い

大型商業施設での防災センター内の業務は、やるべき事は多かったです。

当時の現場は、防災センター内の業務は隊長と補佐としてもう一人、合計2名の警備員が詰めていました。

 

その補佐としてのポストに何度か入った事がありましたが、朝の開店業務や日中の防犯カメラチェック、エスカレーターの緊急停止やトイレの炎検知の発報など、様々な監視盤の対応がありました。

施設が大きくなればなるほど、この対応件数は多くなり、警備員としての経験値は非常に上がる事でしょう。

 

あの現場の勤務期間で、施設警備の学ぶべき事の大半を学んできたと思います。

今同じ現場で働いている警備員さんで、同じ水準の知識と経験をしている警備員さんは殆どいません。

 

ラクな現場で働いていると、いくら年数を重ねてもそれ以上知識は増える事は無く、ただ施設警備員という名前だけ年数を重ねる事になってしまいます。

緩い現場しか経験していない警備員さん本人が悪いわけではありませんが、緩い現場で働いている時に、ふとした事案が発生しても適切な判断適切な行動が取れない人もおり、現場の経験の差を感じる事が度々あります。

 

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