立哨業務をやってみる

施設警備員として勤務する業務の中に立哨業務があります。これは新人の警備員さんが必ず苦労する業務の一つです。何が苦労するのかというと、長時間立ったままでいる、という事に足が悲鳴を上げるのです。長時間歩く事に慣れていても、その場でじっとするというのは意外と大変な事なのです。

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施設警備員として立哨する意味

制止する警備員

交通も施設も立哨する業務はあります。

しかし、どちらも立哨する意味が微妙に違います。

 

交通警備員としての経験がないので、そちらは詳しくは説明できませんが、施設警備員として立哨は経験があるのでご紹介しましょう。

 

施設警備員が立哨する場面に、出入管理の業務で立哨する事があります。

勤務する施設の入り口において、関係者以外の人の侵入を防ぐために警備員が立って守っています。

いわゆる門番の様なものです。

 

見た目で「ここから先は自由に出入りできませんよ」とアピールしているのです。

警察官でないにしても、制服を着た人間が道の先に立っていたら「許可がないと通れないのかも・・」と思ってしまいます。

そう思わせる事が出来れば十分、立っている事の意味は果たせているのです。

 

あとは、お店などの正面の出入り口に立ってお客様をお迎えする立哨です。

これはごく短い時間帯しか立哨しない事も多く、それほど苦痛には感じないかもしれませんが、不特定多数のお客様の前で立哨し

「いらっしゃいませ」

と声掛けをするので、接客業などの経験のない人だと緊張するかもしれません。

 

これらは施設警備員としての業務の立哨のごく一部ですが、施設警備員になるとどこの現場でもありうる一般的な立哨だと思います。

 

ようするに施設を利用する人をお迎えするための業務がこの立哨です。

 

そして、施設警備員として勤務する業務のなかで「大変だ」と思う数ある中のうちの一つです。

ただ立っているという事のツラさ

疲れている男性

新人の警備員さんがツラいと感じる業務の中の一つでもある「立哨」

私も新人警備員の頃、出入管理での立哨は辛かった業務だったのを覚えています。

 

商業施設での出入管理は主に、従業員出入り口の警備室前での立哨です。

 

交代で立哨業務に就いていましたが、1時間程度の立哨を巡回と交互で立っていました。

 

夏は暑くて冬は寒い

 

そんな悪環境な場所での立哨はそれは苦痛でした

しかも、大抵何もする事が無く警備室の前を通り過ぎる従業員に機械のごとく「お疲れ様です」と挨拶をし、荷物検査をするのです。

何かを生産するでも、結果を出す事もなくただひたすら立つのみ・・。

 

当時の現場では警備室の本部として無線を受ける業務も兼ねていたので、ボケーっと出来るほど暇ではありませんでしたが・・。

 

現場によってはただひたすら立つだけ、かもしれませんので寝ない様に注意が必要です。

大きな声では言えませんが、何か考え事でもしないと間が持たないかもしれません。

立哨している最中何を考えているのか

悩む女性

施設警備員は立哨中、ただ無心に立哨しているのでしょうか。

ただじっと立ったまま、前を見て何も考えない・・。

なにか禅でもしているかのような状態でしょうか。

 

少なくとも私が立哨していた時は、色々な事を考えていた気がします。

 

「なんでこの仕事にしたんだろう・・」

「ここよりももっと稼げる仕事は無いかな・・」

「お腹空いた・・」

 

など、見た目はじっと立っていますが頭の中ではいろいろな事が浮かんでいました。

修行している訳でもないので、何も考えずにただ立つ・・という事はなかなか出来ません。

もちろん、業務として不審者に注意する無線機に耳を傾ける従業員に挨拶をする、などはしっかりと出来たうえでの事です。

 

初めのうちはやってくる業務に手いっぱいですが、慣れてくるとこれらをこなしながら考え事が出来るようになります。

それほど難易度の高い業務ではないので、すぐに出来るようになる事でしょう。

 

何も余計な事は考えずに、仕事に集中する・・のが一番の理想だと思いますが、無理しすぎて参ってしまうよりは、程よくやり遂げられるように仕事をした方が長くやっていけると思います。

 

施設警備員として立哨業務は派手な業務ではないですが、施設を守っているんだという実感の湧く業務でもあるのです。

 

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