施設警備員の必需品

施設警備員になるにあたって必要な装備品についてお話します。施設警備員以外の警備業と必要な装備品は被る物もあると思いますが、ここでは施設警備員として必要なものに焦点を当ててご説明します。

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この装備があっての警備員

制服を着た子供

下記の備品は警備業界どこへ行っても必要な物になると思います。

共通で必要になるのでこれは大抵警備会社が用意しています。

個人に貸与されるものと、現場の隊で共用したりと警備会社によって違いがあります。

しかし業務で必ず必要になる物なので、よほど個人で用意するようには言われないと思います。

・制服

制服に関しては入社して新任教育中などに貸与されていると思うので、自分で用意することはまずありません。そもそも制服は警備業者が届けを出して、決められた服装になっているので逆に個人が勝手な格好をしたら、警備会社が罰せられてしまうので必ず用意されています。

・無線機

現場で働く環境にもよりますが、無線機はどこの現場でもあると思います。

そして、その現場に無線機を設置する際にクライアントと警備会社で中継器などを置く工事の打ち合わせなどをしているはずなので、個人で用意することは不可能です。

私は聞いた事はありませんが、個人の携帯を使用して連絡を取り合うようにしろ、と言われるような現場であれば携帯を準備する必要があるかもしれません。

・護身用具

知らない人が見たら警戒棒などは警備員さんが個人個人で用意して、いつでも身に着けて巡回しているように見えるかもしれませんが、これも個人で用意していつでも身に着けられるものではありません。

現場によって許可が出て初めて身に着けられるものであり、またクライアントの意向によっては携帯が許可されないところもあります。

施設警備と一言で言っても、配属先の現場によって使用が許されている護身用具の種類も違います。

個人で用意するのは絶対にいけません。そしてその現場でどんな護身用具があるのか確認することが必要です。

個人で用意する必要があるかもしれない備品

懐中電灯と電池

次にあげる備品は警備会社によっては用意されていないかもしれない備品になります。

もし会社が用意してくれないようであれば確認したうえで自分で購入する必要が出てきます。

購入する際も、万が一指定されている物があるかもしれないので会社か現場の隊長に確認してから用意するようにしましょう。

・白手袋

これについては私が経験した警備会社すべて1双(手袋の単位だそうです)は支給されました。しかし手袋は完全な消耗品で、定期的に交換しないと白い手袋がグレー色になっていしまいます。

その為、会社かから支給されたものは半年もしないうちに交換する必要が出てくるでしょう。

ちなみに交換するときはもちろん自腹です。

・懐中電灯

夜間、外周や真っ暗な建物内を巡回するときに必要なものです。

会社によって現場に支給されたり、全く個人で手配する必要があったりとそこの現場で確認が必要です。

ホームセンターなどへ行くとたくさんの種類があると思います。

現場の使用環境に見合ったものを用意しましょう。

・自転車

外周巡回や施設内の建物の移動の時などに使う為に自転車が必要な現場もあります。

元から自転車が必要な現場や、自転車を使用することが決められている様な現場では自転車が現場に支給されている事もあるでしょう。

しかしそういった現場でも、会社がアフターケアまでしてくれないとパンクや壊れた時などは知らん顔の場合もあります。

そうなると自分で自転車を用意する隊員も出来ます。

共用でロクに修理もされない自転車に乗るよりは、自分で用意して自分で直す方が誰にも責められません。

私が経験したすべての現場でこのパターンが当てはまりました。

会社が用意したボロい自転車に乗る隊員と、個人で用意した自転車に乗る隊員。

特に「この自転車でなければダメ」・・というお達しもないので現場によるのかもしれませんが、この辺りはルーズです。

もちろん、盗難車両の使用は言語道断ですよ。

・雨具

雨具は主に傘とカッパの2種類になります。

傘に関しては個人で用意することに何の抵抗もありませんが、カッパは警備会社によっては指定の物になるかもしれません。

雨の日にカッパを着ると物によっては制服が完全に見えなくなるものもあります。

そうなるとはたから見た時に警備員かどうかの判別がしずらくなります。

それを防ぐために警備会社専用のカッパが用意されている所があります。

もちろん降雨時はそのカッパのみの着用になっている現場もあるでしょう。

そう、傘の使用もダメな警備会社があるかもしれません。

傘だと片手がふさがるので、行動に制限が出てしまうのでそれを嫌って傘禁止な警備会社もあるでしょう。

指定の雨具と使用許可の確認を現場単位でする必要があります。

・長靴

これも雨具と同じで、使用許可がされていない所もあるので確認が必要です。

しかも現場によっては支給される現場とそうでない現場があるので自分で購入が必要になるかもしれません。

・キーケース

キーケースに関してはクライアントから預かっている鍵を使用する際に結着する重要なものなので、警備会社側が用意する事が殆どだと思います。

しかし、中にはキーケースと鍵を結着するリングやストラップの無いものもあり、個人でキーケースを準備する事になるかもしれません。

そうなった場合、ウエストポーチの様なものを用意する事になると思いますが、カギを管理することになるのでしっかりとしたつくりの物を用意するようにしましょう。

個人の物にお金をかける意味

コストパフォーマンスに悩む人形

この様に、会社で用意するものと個人で用意するものが曖昧なものもあります。

警備業法などで個人で用意出来ない物は仕方ないにしても、会社の経費で何とかなりそうなものは用意して欲しいと思います。

しかしそれは会社単位で考え方が違うので納得するしかないですね。

そして、個人で備品を用意しなければならなくなった時は出来る限りお金は惜しまないように購入されることをお勧めします。

私も個人で用意する備品を購入してきましたが、安いものはやはり安いだけあって長持ちしません。

1,2か月で辞めてしまうようなら別ですが、ある程度腰を据えて警備業務を務めようとするならばしっかりとした作りの、そして長く使えるようなものを選ぶようにしたいです。

どれも消耗品様な備品ばかりで、安いものを短い期間で買い替えるよりは少し高くても長い期間使えるようなものの方が結果的に良いと思いませんか。

警備員として必要な備品を用意するにあたって参考になれば幸いです。

 

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