警備員の自動ドアのチェックの仕方

建物には自動ドアというものがあります。普通は建物一棟につき自動ドアは一つか二つくらいでしょうか。

しかし、商業施設になると自動ドアの数はどうでしょうか。ワンフロアに2つ3つはあり、更に上の階層にまた同じようにあって・・・。とたくさんの自動ドアがあると思います。

スポンサーリンク

 

センサーは両側にある

最近の大半の自動ドアは、閉じているドアの上部に緑色のセンサーが付いていて、そのセンサー内に人や物が入るとドアに信号が行き扉がが開く仕組みだと思います。

このセンサーは当然ですが内側と外側についており、その内側外側どちら側でもセンサーが反応すると開くようになっています。

逆を言えば、このどちらか側のセンサーが壊れて反応しないと、

「入れない、もしくは出られない」ということです。

自動ドアまで歩いて来て、当たり前のように開くと思っていたドアが開かなかった時のことを想像して下さい。

 

ドアにぶつかって大けがをしてしまいます

 

仮にドアを壊してしまい、尚且つ怪我をしてしまったとしても責任はお客様にはありません。全てお店のせいです。しかも、ドアの管理を警備会社側に任せていたのならば警備会社に責任が来てしまいます。

 

なので、我々警備員は朝の開店業務時や日常の巡回業務中に自動ドアの作動状況の確認が業務に入っています。

 

自動ドアの正常作動確認

自動ドアの何を見るのかといいますと

・センサーの作動を表すランプの点灯確認

・自分が自動ドアに立ってドアが正常に開くかの確認

・ドアのレール部分の溝にゴミなどが落ちていないかの確認

・ドアを抜け、センサー外より正常に締まるかの確認(ここまでで片方終了)

・今度は反対側のセンサーから上記と同じ事を繰り返す

 

これで元の位置に戻って正常作動の確認が終了です。普通だと片方だけを見て終わってしまいがちですが、自動ドアの仕組みは内と外両面あるので両方見るのが普通です。
警備会社によって違いがあると思いますが最低限これだけは教わる事になると思います。(自社では各動作に指差しがプラス)

 

各動作の中で異常があれば警備員で対処できることはやってしまいます。
ゴミを拾ったりは出来ますよね。

それ以上の事だとその建物の設備の担当の人やもう少し大ごとだと自動ドアの業者さんなどを呼んで対応していただきます。

 

特殊な自動ドア

私がいた所の施設に正面に大きな自動ドアがありまして、そのドアの仕組みが横に開くだけでなく手動で観音開きにもできる自動ドアがありました。

これは催事などの時に大きな設備や展示用の車を搬入する時などに、自動ドアの開きだけでは狭いので観音開きにして入り口を大きく開け物を入れる為なんだそうです。

実際、観音開きにして車を入れる作業にも立ち会いました。

そんな自動ドアもあるので現場に行ったら確認してください。ただし、そういった扉が必要のない時に観音開きしますと間違いなく防災センター内で異常発報として信号が出ますので注意が必要です。

 

「施設警備の1日」の記事一覧へ行く

スポンサーリンク