施設警備の仕事に出入管理、というものがあります。これは現場の建物に入ろうとしている人や車、また荷物などを管理するための仕事です。
資格と必要性
もう少し厳密に言うと、ある決められた建物のエリアに入る為に、その人や物に資格や必要性があるのかを許可する為の受付の場所です。ビルや商業施設など施設警備に関する建物は、そこから先へは一般の人が立ち入ることが出来ない様なエリアが少なからず存在します。
そこから先へ行こうとする場合、予め与えられた許可証が必要であったり、受付にてその人が何者であるのか、また何をしに来たのかを記載するための台帳があります。
そこで身分証明証などを提示し、更に必要な情報を記入した上で警備員に通っても良いという許可がもらえるという仕組みです。その際に荷物の検査などがあるところもあるかもしれません。
出入管理の警備員は意外と責任重大
そこで無事、許可がもらえると許可証を貸し出ししてもらえそのエリアを通ることが出来ます。
ショッピングセンターなどでこれに該当するエリアは俗に後方通路(バックヤード)と呼ばれています。
これは従業員や搬入に来た運送関係者など、またテナントなどに関係する営業の人などが通るエリアです。
大きなショッピングセンターなどになるとものすごい量の荷物や、何百人もしかすると千人単位という従業員がたった一日に通ることになるのです。
これを出入管理をしている警備員が毎日チェックをして許可を出しています。
ここのポストはそのお店が後方通路への出入り口を施錠しない限り、営業していない時間帯でも機能しています。誰かしら警備員がいるはずなのでその人が対応するということです。
この段階でもし決められたエリアを通る資格のない人物を通してしまい、その人物が何か悪さをした場合、間違いなく警備員に責任を問われることになるでしょう。
入れてはいけない人を管理しなければならないのに入館させていてはそこに警備員を置く意味がないですからね。
出入管理をしている隊員が居眠りをしていて、他の隊員に怒られる場面がありました。
確かにじっと立っていたり、ましてや座って出入管理をする現場もあるのですが眠くなってしまうのは仕方がないかもしれません。
でも、その時に通してはいけない人物を見逃してしまってからでは遅いのです。連続の勤務でつい眠ってしまい見ていませんでした、なんて言い訳になりません。
どうしても眠いなら、寝ないような対策をして仕事に望んで欲しいです。
またそうならないように睡眠をしっかり取ってうたた寝をしない状態で勤務に就くようにしましょう。
従業員とのコミュニケーションもとれる
一見、地味な業務に見える出入管理ですが問題が起こった時に責任を問われるかもしれない重要なポストであると認識して下さい。
しかし、私が思うに寝ていなければちゃんと遂行出来る簡単なポストだと思います。
また、従業員の方とも挨拶したりと接する機会が多いので他のポストよりも仲良く慣れるのではないでしょうか。
人と接するのが好きな人には向いているポストだと思います。