交通誘導警備員は外の勤務などで天候を気にするのは分かりますが、施設警備員も天候を気にする業務が意外と多いのです。しかし、その施設警備員の中にも天候にまで気が回らない者はいます。雨が降ってからでは遅いのに、他の人から言われないと動けない警備員、そう指示待ち警備員はどこの現場にもおり、そしていつも行動が遅いのです。
天候が仕事に関係している内容も多い
交通誘導警備員さんの様に外での勤務が圧倒的に多い仕事の場合、その日の天気だけでなく、翌日やその先までも気にされている事と思います。
しかし、施設警備員も交通誘導警備員さんほどではないにしても、天候を気にする業務があるのです。
商業施設のようなお店では、雨が降る事が分かると各出入り口にお客様用の傘立てがあるので、利用しやすい場所まで移動させます。
また、外に出してる大きな鉢植えの植栽なども雨に濡れ過ぎない様にと軒下まで移動させるのは警備員の仕事でした。
厳密に云えば、こういった作業は何も警備員しか出来ない様な特別な仕事ではないので、クライアントの従業員が事務所から出てきてやればよいのですが
「雑用は警備員にやらせておけば大丈夫」
という何でも屋扱いされてしまうのです。
指示待ち人間は天候の変化を気にしない
この他にも現場によっては、聞いた事の無い様な雑用などを警備員にやらせている所もあるでしょうが、これらの雑用を雨が降る前に察知して、行動に移らなければならないのです。
雨が降り始めてから行動していては、大きな施設になればなるほどすべての行動が終わるまでに時間がかかり、雨に濡れては困るものが手遅れになってしまいます。
そうならない為にも、警備員が雨の日に雑用を担当している現場では、毎日天候を気にして勤務しているのです。
天候の確認は主にスマホなどで確認していますが、天気の悪い日は特に1時間に何度も確認している時もあります。
しかし、その現場の警備員の中にも天候を全く気にしていない者もいるのです。
雨が降ったら〇〇をしなければならない
という事は分かっているはずなのに、誰かからその雑用を言われるまで自分からは何もしない警備員、そう
「指示待ち警備員」
です。
日頃からスマホやテレビなどで天候を確認する事は誰にでも出来るはずなのに、自分からは天候を調べて行動する事は無く、同僚などから
「そろそろ雨が降りそうだから〇〇しておこう」
と言われるまで全く無関心です。
確かに、自分から調べて行動しようとすると面倒なのは分かります。
しかし、みんなで協力して毎日対応しているのに、それらを見ても何も行動しようとしない、というのは周りから「なんだアイツは・・」という目で見られてしまいますよね。
天候を気にすれば仕事も捗る
施設警備員は、天候は一見関係ない様に見えて意外と、雨が降るとやらなければならない作業があったりするのです。
雨が降りそうな時は行動しなければならない事がある。
という事が分かれば、日を追うごとに勤務中に天候を気にするクセもついてきます。
天候を気にするようになって先の行動が出来る様になれば、他の業務でも先を読んだ行動が出来る様にもなるのです。
確かに空回りし過ぎてはいけませんが、ある程度の事までは先の事を考えておけるという事は、警備員の仕事をするうえで防犯や抑止などの事に大いに役立ったりします。
仕事で先手が打てるようになると、その分視野も広がり警備員としての仕事もさぞ捗る事だと思います。